ナトリウム(Na)
ナトリウム(元素記号Na) とは
・ナトリウムはカリウムとともに細胞膜の浸透圧を調整し、細胞内外の水分や物質の交換を調整しているミネラル。
・体内にナトリウム塩として体重の約0.15%存在しており、その1/3が骨に、残りは大部分が細胞外の水分に含まれている。
ナトリウムの摂取基準表 | |||||
年齢 | 目安量 食塩相当量g/日 |
目標量 食塩相当量g/日 |
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男性 | 女性 | 男性 | 女性 | ||
0~5月 | 0.3 | 0.3 | - | - | |
6~11月 | 1.5 | 1.5 | - | - | |
1~2歳 | - | - | 3.0未満 | 3.5未満 | |
3~5歳 | - | - | 4.0未満 | 4.5未満 | |
6~7歳 | - | - | 5.0未満 | 5.5未満 | |
8~9歳 | - | - | 5.5未満 | 6.0未満 | |
10~11歳 | - | - | 6.5未満 | 7.0未満 | |
12~14歳 | - | - | 8.0未満 | 7.0未満 | |
15~17歳 | - | - | 8.0未満 | 7.0未満 | |
18~29歳 | - | - | 8.0未満 | 7.0未満 | |
30~49歳 | - | - | 8.0未満 | 7.0未満 | |
50~69歳 | - | - | 8.0未満 | 7.0未満 | |
70歳以上 | - | - | 8.0未満 | 7.0未満 | |
妊婦 (付加量) |
初期 | - | |||
中期 | |||||
末期 | |||||
授乳婦 (付加量) |
ナトリウムの効果効能
・他のミネラルの吸収を助ける。
・浸透圧や生体機能を調節。
・神経伝達や筋収縮の動きを正常に保つ。
・体内の酸性とアルカリ性のバランスを調整する。
・消化液の分泌を促進する。
ナトリウムが多く含まれる食品
・塩、調味料(しょうゆ、みそ、オイスターソース、ウスターソースなど)、梅干し、塩辛、塩昆布、わかめ、ザーサイ、コンソメ、インスタントラーメン類など。
*食塩はナトリウムと塩素が結合したものである。
ナトリウムの不足
・血圧の低下。
・循環血液量の低下。
・汗をたくさんかいた時や下痢が嘔吐が続く時は注意が必要だが、それ以外でナトリウム不足を心配する必要はない。むしろ加工食品などからの過剰摂取の方が問題になっている。
ナトリウムの過剰摂取
・むくみ。
・高血圧、動脈硬化。
・胃がん、鼻咽喉がん。