セレン(Se)の効果効能の解説

セレン(Se)


セレン(元素記号Se) とは
・セレンは、主に肝臓や腎臓に分布し、酵素やたんぱく質の一部を構成、抗酸化反応において重要な役割を担っている。

・体重1 kg当たり約250μgのセレンが存在。

・セレンは、燃える時に月のような光を放つことから、ギリシャ語の月「セレン」にちなんで名付けられた。


適用期間:2015年~2019年
セレンの摂取基準表
年齢 推奨量
(μg/日)
耐容上限量
(μg/日)
男性 女性 男性 女性
0~5月 *15 *15
6~11月 *15 *15
1~2歳 10 10 80 70
3~5歳 15 10 110 110
6~7歳 15 15 150 150
8~9歳 20 20 190 180
10~11歳 25 25 240 240
12~14歳 30 30 330 320
15~17歳 35 25 400 350
18~29歳 30 25 420 330
30~49歳 30 25 460 350
50~69歳 30 25 440 350
70歳以上 30 25 400 330
妊婦
(付加量)
初期 +5.0
中期 +5.0
末期 +5.0
授乳婦
(付加量)
+20
*は目安量

セレンの効果効能
・老化予防。(老化の原因をつくりだす過酸化脂質を分解する酵素の構成成分)

・有害な活性酸素から体を守る。

・抗酸化作用により細胞の酸化を防ぐ。

・動脈硬化の予防。心疾患、脳卒中の予防。

・免疫力を高める。

・抗酸化作用はビタミンEの500倍といわれる。

・がん予防、前立腺がんの予防。

・精子の生成や運動性を維持する。


セレンが多く含まれる食品 100gあたりμg
かつお節 320
からし/粉 290
豚/じん臓/生 240
牛/じん臓/生 210
あんこう/きも、生 200
すけとうだら/たらこ/生 130
まがれい/生 110
くろまぐろ/赤身、生 110
かつお/秋獲り、生 100
ずわいがに/生 97
種実/ひまわり/フライ味付 95
粒入りマスタード 87
まあじ/焼き 77
あまだい/生 75
顆粒風味調味料 74
きはだ/生 74
びんなが/生 71
練りマスタード 70
豚/レバー/生 67
めばちまぐろ/生 67
セレンが多く含まれる食品 100gあたりμg
かき/養殖、水煮 67
まさば/生 64
まあじ/水煮 63
まさば/水煮 63
マカロニ・スパゲッティ/乾 62
鶏/レバー/生 60
ぶり/成魚/生 57
卵黄/生 56
めかじき/生 56
まかじき/生 55
レンズまめ/全粒、乾 54
まいわし/生 54
小麦/輸入/硬質 54
卵黄/ゆで 52
牛/レバー/生 50
うなぎ/養殖、生 50
まあじ/開き干し、生 50
小麦/強力粉/2等 49
ひらめ/養殖、生 48
かき/養殖、生 48
セレンが多く含まれる食品 100gあたりμg
まあじ/生 47
まだい/養殖、焼き 47
小麦/強力粉/全粒粉 47
まだい/養殖、水煮 47
うずら卵/全卵、生 46
するめいか/焼き 45
するめいか/水煮 44
さんま/焼き 44
ごま/むき 43
するめいか/生 42
うなぎ/かば焼 42
あひる肉、皮つき、生 42
うずら卵/水煮缶詰 42
からふとししゃも/生 41
しろさけ/焼き 41
かたくちいわし/生 40
あなご/生 39
小麦/強力粉/1等 39
あさり/生 38
まだい/養殖、生 38

セレンの不足
・動脈硬化、心筋障害、筋力低下。

・発ガンのリスクが高まる可能性。

・中国東北部の風土病 (克山病)

・カシン・ベック症

*日本人のセレン摂取量は1日100μg/日前後といわれており、通常の食生活で不足する心配はまずありません。

セレンの過剰摂取
・慢性的に過剰摂取すると、疲労感、爪の変形、脱毛、胃腸障害、下痢、末梢神経障害などを引き起こす。(ヒ素中毒に似ている)

・急性的には、重症の胃腸障害、神経障害、心筋梗塞、呼吸困難、腎不全などを引き起こす。

・妊娠中の過剰摂取は催奇形性、流産の恐れがある。

*セレンは効能も多いが、毒性も強く、その吸収率も90%と高いのでサプリメント類での過剰摂取には注意を要する。急性中毒で死亡した例もある。