ビタミンEの効果効能の解説

ビタミンE


ビタミンEとは
・ビタミンEは、脂溶性のビタミンで植物性油脂に多く含まれる。活性酸素を無力化して細胞膜の脂質(不飽和脂肪酸)の過酸化を防ぐ抗酸化作用、膜安定化作用をもつ。

・化学的にはトコフェロールおよびトコトリエノールで、それぞれα・β・γ・δの計8種がある。

・ビタミンEは、活性酸素を無力化して細胞膜の脂質(不飽和脂肪酸)の過酸化を防ぐ、抗酸化作用がある。

・有機溶媒には溶けるが水には溶けない。

・空気中での酸化は、光、熱、アルカリによって促進される。


適用期間:2015年~2019年
ビタミンEの摂取基準表
年齢 目安量
(mg/日)
耐容上限量
(mg/日)
男性 女性 男性 女性
0~5月 3.0 3.0
6~11月 4.0 4.0
1~2歳 3.5 3.5 150 150
3~5歳 4.5 4.5 200 200
6~7歳 5.0 5.0 300 300
8~9歳 5.5 5.5 350 350
10~11歳 5.5 5.5 450 450
12~14歳 7.5 6.0 650 600
15~17歳 7.5 6.0 750 650
18~29歳 6.5 6.0 800 650
30~49歳 6.5 6.0 900 700
50~69歳 6.5 6.0 850 700
70歳以上 6.5 6.0 750 650
妊婦 初期 6.0
中期 6.0
末期 6.0
授乳婦 7.0

ビタミンEの効果効能
・強い抗酸化作用を持つ。

・心疾患、脳卒中、がんの予防。

・生体膜や血中リポタンパク質に多く含まれる不飽和脂肪酸の酸化を防ぐ。

・細胞の老化を予防する。

・アルツハイマー病の認識機能の衰えを抑制する有効性が報告されている。

・女性ホルモン(黄体ホルモン)、男性ホルモンの生成分泌に関与し生殖機能を維持する。

・精子の機能と受精率の向上の有効性が報告されている。


α-トコフェロールが多く含まれる食品 100gあたりmg
せん茶 64.9
まわり油、ミッドオレイン酸 38.7
ひまわり油、高オレイン酸 38.7
ひまわり油、高リノール酸 38.7
アーモンド/乾 31.0
とうがらし/果実、乾 29.8
アーモンド/フライ味付け 29.4
小麦はいが 28.3
綿実油 28.3
抹茶 28.1
サフラワー油高リノール酸 27.1
サフラワー油高オレイン酸 27.1
米ぬか油 25.5
きく/菊のり 25.0
あゆ/養殖、内臓、焼き 23.5
ヘーゼルナッツ/フライ味 17.8
とうもろこし油 17.1
玉露 16.4
ファットスプレッド 15.7
なたね油 15.2
α-トコフェロールが多く含まれる食品 100gあたりmg
ソフトタイプマーガリン 15.1
マヨネーズ/全卵型 14.7
あんこう/きも、生 13.8
まつも/素干し 13.2
調合油(植物油脂) 12.8
種実/まつ/いり 12.3
オイルスプレークラッカー 12.2
種実/ひまわり/フライ味付 12.0
種実/まつ/生 10.8
落花生/いり、小粒種 10.6
落花生/いり、大粒種 10.6
しろさけ/すじこ 10.6
大豆油 10.4
落花生/乾、大粒種 10.1
落花生/乾、小粒種 10.1
卵黄/乾燥卵黄 9.9
紅茶 9.8
ぼら/からすみ 9.7
マヨネーズ/卵黄型 9.5
ショートニング 9.5
γ-トコフェロールが多く含まれる食品 100gあたりmg
大豆油 80.9
とうもろこし油 70.3
調合油(植物油脂) 56.4
ラー油 48.3
ごま油 43.7
ソフトタイプマーガリン 36.2
マヨネーズ/卵黄型 35.3
ごま/むき 31.9
なたね油 31.8
マヨネーズ/全卵型 27.7
綿実油 27.1
ピスタチオ/いり味付け 25.5
ペカン/フライ味付け 25.0
くるみ/いり 23.6
えごま/乾 23.6
ごま/いり 23.4
ごま/乾 22.2
種実/あさ/乾 21.7
ファットスプレッド 21.1
大豆/全粒/ブラジル産 20.3

ビタミンEの不足
・神経障害。

・動脈硬化症のリスクが増す。

・未熟児の溶血性貧血。

ビタミンEの過剰摂取
・過剰症は報告されていない。しかし、サプリメントとして過剰摂取すると、骨粗しょう症や死亡率が高まるとの報告もある。