びわ茶
どんなもの?
枇杷(びわ)は、中国原産のバラ科の常緑高木。びわ茶はそのビワの葉を乾燥させたものです。
成分には少量の果糖、ブドウ糖、でん粉、クエン酸、オレアノール酸、リンゴ酸、酒石酸、青酸配糖体のアミグダリン、ペクチン、タンニン、サポニン、カリウムなどが含まれます。効能としては、カリウムによる利尿作用とアミグダリンによる鎮静、咳止め、痰切り、皮膚疾患の改善などが挙げられます。
アミグダリンには抗がん作用があるとして、がんの治療に用いられた時期もありましたが、現在は否定的な意見が大勢です。
びわの葉を使った漢方には、枇杷葉(びわよう)があり、鎮咳、去痰、利尿、健胃などに用います。民間療法では、あせもや吹き出物などにビワの葉を煎じた汁を湿布したり、乾燥した葉を袋に入れ入浴剤などにします。
効果効能
利尿作用、むくみの改善、咳止め、痰切り、鎮静作用、皮膚疾患の改善、抗がん作用?。
果実のビワはこちらを参照→ビワ
注意点
ビワの葉には細かい毛が生えており、そのまま用いると気管支粘膜を刺激するので必ず取り除いてから使用します。