ノコギリヤシの効果効能と注意点の解説

ノコギリヤシ



どんなもの?
ノコギリヤシは、北アメリカ南部が原産の低木のヤシ科植物。ネイティブアメリカンは古くからノコギリヤシの果実を食用として用いていた他、男性の強壮、利尿、鎮静などの民間薬としても利用してきました。

ノコギリヤシを有名にしたのは、フランスの医学会で前立腺肥大症に特異な効果があると発表されてからです。前立腺肥大症の原因は、まだ完全に解明されていませんが、加齢と性ホルモンが影響していると考えられています。現在、日本では55歳以上の5人に1人が前立腺肥大の症状があるとされています。

前立腺肥大症になると、尿の勢いが弱まる、夜間頻尿、残尿感などの症状が現れます。ノコギリヤシに含まれる成分は、前立腺肥大に関与する5α-リダクターゼという酵素を抑える作用があり、これらの症状を改善させます。臨床試験でも既存の医薬品に匹敵するほどの作用が確認されています。(ヨーロッパでは医薬品にも使われています) また、5α-リダクターゼは皮脂腺にも存在し、発毛・育毛を妨げる働きもあるので、5α-リダクターゼを抑えるノコギリヤシは発毛・育毛にも良いとされます。

効果効能
前立腺肥大による(排尿困難、頻尿、夜間頻尿、排尿痛、残尿感など)の改善、強壮作用、発毛・育毛。

注意点
重い副作用は報告されていないが、ノコギリヤシは性ホルモンに対する作用があることから、妊娠中やホルモン療法を受けている人は注意する。