アカガイ(赤貝)の栄養素と効果効能の解説

アカガイ(赤貝)



どんなもの?
アカガイは、北海道南部から九州の内湾に生息するフネガイ科アカガイ属の二枚貝。殻長は7~12cm程度になり、名の由来となっている身の赤色は、鉄を含む色素(ヘム)と蛋白質(グロビン)とが結合したヘモグロビンによるものです。身は美味で寿司ネタの定番としてもお馴染み。市場では本物のアカガイを「本玉・赤玉」と呼び、代替品のサトウガイを「白玉」と呼んでいる。近年、韓国や中国からの輸入品も増えている。旬は産卵期前の2~3月。

アカガイ(赤貝)

カロリーは100gあたり・・・(生)74kcal

主な成分としては、タンパク質、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、鉄、銅、亜鉛などを含みます。

アカガイは、貝類の中では高タンパク質・低脂肪に分類されます。良質なタンパク質は疲労回復や滋養強壮作用があり、含硫アミノ酸の一種であるタウリンには、胆汁酸やインスリンの分泌促進作用、血圧を正常に保つ作用、血糖低下作用、肝機能の改善、血中の悪玉コレステロールを下げて善玉コレステロールを増やす作用、心筋の働きを正常に保つ作用などがあります。

ビタミン類ではビタミンB12が豊富です。これは全魚介類で見てもトップクラスの含有量です。ビタミンB12は神経細胞内の核酸の合成を行い精神を安定させる作用や、葉酸と協調し赤血球の生成を助けることから、悪性貧血を予防する効果があります。また、貝類の中ではビタミンB1とビタミンB2の数値もかなり優秀と言えます。ビタミンB1は糖質、ビタミンB2は主に脂質を代謝するときの補酵素となるので、代謝活動を促進し体調を整えてくれます。

アカガイはヘモグロビンの影響で身が赤いように、鉄分の含有量は100gあたり5.0mgと貝類の中でトップクラスです。体内の鉄が極端に不足すると、息切れ、めまい、慢性疲労、運動機能の低下、免疫力の低下、うつ症状、体温保持機能の低下などの症状が現れます。特に閉経前の女性は毎月の月経で血液を失うので、鉄欠乏性貧血になりやすいので注意が必要です。ちなみに成人女性は1日あたり10.5mgの鉄を摂ることが推奨されています。

効果効能
疲労回復、貧血の予防改善、動脈硬化の予防、高脂血症の改善、肝機能の改善、血糖値の低下作用、精神安定作用。


注意点
特になし。

あかがい(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
80.4g 13.5g 0.3g 3.5g 2.3g 75%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.20mg 0.20mg 0.10mg 59.2μg 2.5mg
30μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
20μg 1.02mg 0μg 2mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 1μg 300mg 290mg 40mg
0.9mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
55mg 140mg 5.0mg 1.5mg 0.06mg 0mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 46mg
0g 0g 0.03g 0.01g 0.04g