アサリの栄養素と効果効能の解説

アサリ(浅蜊・蛤仔)



どんなもの?
アサリは、殻長が4~6cmに達するマルスダレガイ科アサリ属の二枚貝。北海道から沖縄まで日本全国の内湾に生息している。縄文時代の遺跡からアサリの殻が発見されるなど食用の歴史は古い。現在もアサリは食卓にのぼるポピュラーな貝として親しまれている。食べ方としては、味噌汁の具、和え物、パスタの具、佃煮、深川丼などさまざまに楽しめる。

あさり
カロリーは100gあたり・・・(生)30kcal、(水煮)114kcal、(佃煮)225kcal

主な成分としては、タンパク質、ビタミンA(レチノール・βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、セレンなどを含みます。

アサリはタンパク質と脂質が少な目なので、貝類のなかでは低カロリーです。ビタミン類で目を引くのはビタミンB12ビオチンの多さ。ビタミンB12は神経細胞内の核酸の合成を行い精神を安定させる作用や、葉酸と協調し赤血球の生成を助けることから、悪性貧血を予防する効果があります。ビオチンは三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)の代謝を助けるので疲労回復効果があり、その他にも皮膚炎や白髪の予防効果があります。

ミネラル類では、貧血の予防改善や体温保持に役立つヘム鉄が100gあたり3.8mgと比較的豊富に含まれます。また、アサリには含硫アミノ酸の一種であるタウリンも豊富です。タウリンには胆汁酸やインスリンの分泌促進作用、血圧を正常に保つ作用、血糖低下作用、肝機能の改善、血中の悪玉コレステロールを下げて善玉コレステロールを増やす作用、心筋の働きを正常に保つ作用などがあります。

効果効能
動脈硬化の予防、高脂血症の改善、肝機能の改善、うっ血性心不全の改善、血糖値の低下作用、糖尿病の予防改善、貧血の予防改善、疲労回復、皮膚炎の予防、血行促進作用。


注意点
特になし。

あさり(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
90.3g 6.0g 0.3g 0.4g 3.0g 60%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.02mg 0.16mg 0.04mg 52.4μg 1.4mg
2μg 21μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
11μg 0.39mg 22.7μg 1mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 870mg 140mg 66mg
0.4mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
100mg 85mg 3.8mg 1.0mg 0.06mg 0.10mg 55μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
38μg 4μg 9μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 40mg
0g 0g 0.02g 0.01g 0.04g