バジルの栄養素と効果効能の解説

バジル(バジリコ)



どんなもの?
バジルは、熱帯亜アジア原産のシソ科メボウキ属の多年草。イタリアではバジリコ(Basilico)、和名ではメボウキ(目箒)と呼ばれます。日本には江戸時代に中国から渡来したといわれています。一般的なスイートバジルの他、レモンバジル、シナモンバジルなどさまざまな品種があります。バジルの葉はトマトとの相性がよく、サラダ、ピザ、パスタなどイタリア料理には欠かせないハーブです。また、香辛料としても人気があり、鶏肉との相性もよい。
バジル

カロリーは100gあたり・・・(葉、生)24kcal、(香辛料、粉)307kcal

葉の成分としては、水分が91.5%、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、亜鉛、食物繊維などを含みます。

バジルの特徴としては、βカロテン、カルシウム、ビタミンKが豊富なことです。たくさん食べるものではないので効果は薄いですが、数字をあげるとβカロテンが100gあたり6300μg、カルシウムが240mg、ビタミンKが440μgあり、いずれも野菜類の中ではトップクラスの含有量です。

体内でビタミンAに変換されるプロビタミンAのβカロテンは、抗酸化作用により病気や老化の原因となる活性酸素の発生を抑える作用、免疫力の向上、発がん抑制作用があります。カルシウムとカルシウムを骨へ定着させる作用のあるビタミンK、カルシウムの骨からの溶出を防ぐマグネシウムの含有量も多いので、これらの相乗効果により骨粗鬆症の予防に有用です。また、精油成分のリナロール、カンファー、オイゲノールには、リラックス効果、鎮痛作用、抗菌作用などがあります。

目箒(めぼうき)という変わった和名は、バジルのゴマのような細かい種子(バジルシード)を眼に入れると、水分を吸って膨れるので、それで目のゴミを拭い去るところからきています。中国では実際に眼病の治療に用いていました。

バジルの種子(バジルシード)は、タイではドリンクやアイスクリームなどにも利用されています。水分を吸って30倍に膨れる性質はグルコマンナンを多く含んでいるからで、整腸作用、便秘の改善、ダイエットに有効です。

効果効能
バジルの葉:免疫力の向上、感染症の予防、がん予防、精神安定、鎮痛作用、抗菌作用、骨粗鬆症の予防。

バジルの種:整腸作用、便秘の改善、ダイエット、肥満防止。

バジルの根:ヨーロッパでは頭痛や解熱などに用います。


注意点
特になし。

バジル(葉、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
91.5g 2.0g 0.6g 4.0g 1.5g 20%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.08mg 0.19mg 0.11mg 0μg 0.6mg
0μg 6300μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
69μg 0.29mg 0μg 16mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 440μg 1mg 440mg 240mg
3.5mg 0mg 0.4mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
69mg 41mg 1.5mg 0.6mg 0.20mg 1.91mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.9g 3.1g