ブンタン(文旦)の栄養素と効果効能の解説

ブンタン(文旦)



どんなもの?
ブンタン(別名でザボン、ボンタン)は、東南アジア原産のミカン科ミカン属の果物。日本には江戸時代中期に中国から渡来しました。文旦という名は、この果実をもたらした清国船の船長、謝文旦(しゃぶんたん)に由来するといわれています。

果実の大きさは品種により異なります。通常1個400g~600gですが、大きい物は2㎏を超えるものまであります。高知県が生産量の約9割を占め、旬は2月~4月。ちなみにグレープフルーツは、このブンタンとオレンジが自然交配して生まれたといわれています。
ぶんたん/ザボン

カロリーは100gあたり・・・(砂じょう、生)38kcal

主な成分としては、水分、糖質、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などを含みます。

ビタミンCが100gあたり45mgと非常に豊富で、これはグレープフルーツや夏みかんを上回ります。ブンタンを半分食べれば、成人の1日のビタミンC推奨量(100mg)が満たされます。ビタミンCには、抗酸化作用で活性酸素から体を守ってくれる作用、免疫活性作用、コラーゲンの合成を助け皮膚のシミやシワを防ぐ作用、副腎皮質ホルモンを生成してストレスへの抵抗力を高める作用などがあります。また、ビタミンCは鉄分の吸収率を高めるので間接的に貧血の予防にも役立ちます。

また、ブンタンの外皮や果肉を包む薄皮には、グレープフルーツや夏みかんなどと同様に苦味成分であるナリンギンが含まれます。ナリンギンには食欲を抑える効果があり、香り成分であるヌートカトンという成分には、エネルギー消費量を増加させ内臓脂肪蓄積を抑える作用があります。これらのことから肥満の防止やダイエットにも有効です。また、外皮に含まれるオーラプテンには、脂質代謝の改善や発がん抑制作用があることが研究で報告されています。

外皮は上記のような有効成分をたくさん含むので、ただ捨ててしまうのは勿体ない。外皮はママレードにすると美味しく食べることができるので、是非チェレンジしてみてください。

効果効能
免疫力向上、美肌効果、抗ストレス作用、肥満防止、ダイエット、貧血の予防改善、がん予防。


注意点
ブンタンもグレープフルーツ同様、降圧薬や高脂血症治療剤などの効き目を強くしてしまうので注意する。

ぶんたん(砂じょう、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
89.0g 0.7g 0.1g 9.8g 0.4g 50%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.03mg 0.04mg 0mg 0μg 0.3mg
0μg 15μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
16μg 0.32mg 0μg 45mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 1mg 180mg 13mg
0.5mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
7mg 19mg 0.1mg 0.1mg 0.04mg 0.02mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.3g 0.6g