豚肉の栄養素と効果効能の解説

豚肉(ぶたにく)



どんなもの?
豚肉(pork)は、安定的に供給されていることで比較的価格が安く、また、さまざまな調理法があることから、日本で一番多く消費されている肉です。
豚肉

カロリーは100gあたり・・・(ロース/脂身つき、生)263kcal、(ヒレ/赤肉、生)115kcal

成分としては、タンパク質、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、リン、鉄、亜鉛などを含みます。

豚肉と牛肉のビタミンB群の比較
豚肉 ロース/脂身つき 豚肉 ヒレ/赤肉 牛肉 サーロイン/脂身つき
ビタミンB1 0.69mg 0.98 mg 0.05 mg
ビタミンB2 0.15mg 0.27 mg 0.12 mg
ナイアシン 7.3mg 5.3 mg 3.6 mg
ビタミンB6 0.32mg 0.42 mg 0.23 mg
ビタミンB12 0.3μg 0.3 μg 1.1 μg
葉酸 1μg 1 μg 5 μg
パントテン酸 0.98mg 1.05 mg 0.66 mg
豚肉の特徴としては、上記の表に示したようにビタミンB群を豊富に含むことです。特にビタミンB1は牛肉の14~19倍多く含まれ、全食品類の中でも断トツです。ビタミンB1は糖質をエネルギーに分解するときの補酵素となり、脳の中枢神経や手足の末梢神経の機能を正常に保つ働きがあります。ビタミンB1が不足すると、神経や脳への影響(食欲不振、肩こり、めまい、動悸、下肢のしびれ、イライラ)などの症状が現れ、疲れやすくなります。豚肉の豊富なビタミンB1はこれらを防ぐのに最適の食材です。また、良質なタンパク質は、滋養強壮、疲労回復、筋肉強化、免疫力向上、老化防止などに役立ちます。

ビタミンB1はアルコール分解の際に多く消費されるので、お酒が好きな人はビタミンB1が常に不足気味になります。豚肉の豊富なビタミンB1は酒飲みの強い味方となってくれます。

ただし良いことばかりではありません。血液中の中性脂肪やコレステロールを増やす飽和脂肪も多く含まれます(ただし牛肉よりは少ない)。気になる人は脂身の少ない部位(ヒレ)を選んだり、取り除いたりして食べましょう。

効果効能
疲労回復、滋養強壮、スタミナアップ、筋肉強化、免疫力向上、老化防止、血行促進、脳の中枢神経や手足の末梢神経の機能を正常に保つ。


注意点
豚は一定の頻度でアレルギーを発症することから、加工食品への表示が奨励されています。

ブタ(ロース、脂身つき)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
60.4g 19.3g 19.2g 0.2g 0.9g 0%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.69mg 0.15mg 0.32mg 0.3μg 7.3mg
6μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
1μg 0.98mg 3.7μg 1mg 0.1μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 3μg 42mg 310mg 4mg
0.3mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
22mg 180mg 0.3mg 1.6mg 0.05mg 0.01mg 1μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
21μg 3μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 61mg
0g 0g 7.84g 7.68g 2.21g
*ヒレ肉の脂質は、100gあたり1.9g、飽和脂肪酸0.56g、コレステロール64mgです。