枝豆(えだまめ)の栄養素と効果効能の解説

枝豆(えだまめ)



どんなもの?
枝豆(えだまめは)とは、マメ科の一年草の大豆を未成熟なうちに収穫したものです。植物学的には大豆も枝豆も同じですが、大豆にするものと枝豆にするものは最初から分けられて栽培されています。塩ゆでにして食べるのが一般的で、旬は6月~9月頃です。
エダマメ(edamame)

カロリーは100gあたり・・・(生)135kcal、(ゆで)134kcal

成分としては、良質なタンパク質、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、亜鉛、食物繊維などを含む。

枝豆の特徴としては、大豆が持つ良質なタンパク質と葉野菜が持つビタミン類がバランスよく融合されている点にあります。 体のさまざまな部位を構成するタンパク質は代謝活動を促進し体力を向上させる働きがあり、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEには抗酸化作用、免疫力向上、感染症の予防、美肌効果、発がん抑制作用などがあります。

大豆レシチンや大豆サポニンには、体内での脂質の代謝を促進し、余分なコレステロールが血管壁に付着するのを防ぐ作用、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす作用、肝機能を改善させる作用があります。また、大豆イソフラボンにはエストロゲン(女性ホルモン)に似た働きがあり、更年期障害の改善や骨粗鬆症を予防します。

枝豆でもう一つ忘れてならないのが葉酸の含有量で、野菜類の中ではトップクラスを誇ります。葉酸はビタミンB12と協調し赤血球合成に関与することから「造血のビタミン」と呼ばれ、貧血の予防に効果ある他、悪玉アミノ酸が増えるのを防ぐ効果や口内炎を予防する効果があります。また、DNAの合成にも関与することから、妊娠中の女性は通常の2倍の葉酸を摂取することが国から推奨されています。また、体内の余分なナトリウム(塩分)を尿とともに排泄してくれるカリウムも豊富なので、高血圧の予防改善にも有用です。

枝豆といえばビールですが、枝豆に含まれる必須アミノ酸のメチオニンの含有量は野菜類の中でトップです。メチオニンにはコレステロール低下作用があるほか、肝臓内に入ってきたアルコールの分解を助けて肝臓を守る働きがあるので、おつまみにも最適とえいます。さらに、必須アミノ酸のトリプトファンの含有量も野菜類の中でトップです。トリプトファンは体内でナイアシンの原料になるほか、精神安定や睡眠に関与する神経伝達物質であるセロトニンやメラトニンの原料となるので、精神安定、不眠症の改善、うつ病の改善などに効果があります。

効果効能
疲労回復、免疫力向上、感染症の予防、高血圧の予防、動脈硬化の予防、肝機能の改善、更年期障害の改善、精神安定、不眠症の改善。


注意点
大豆(枝豆)は、一定の頻度でアレルギーを発症することから、加工食品への表示が奨励されています。

枝豆(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
71.7g 11.7g 6.2g 8.8g 1.6g 45%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
αカロテン βカロテン 0.31mg 0.15mg 0.15mg 0μg 1.6mg
42μg 240μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
320μg 0.53mg 11.1μg 27mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 30μg 1mg 590mg 58mg
0.8mg 0.1mg 6.5mg 2.5mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
62mg 170mg 2.7mg 1.4mg 0.41mg 0.71mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
1μg 1μg 240μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.4g 4.6g 0.84g 1.88g 2.77g