エリンギ
どんなもの?
エリンギは、南欧から中央アジア原産のヒラタケ科ヒラタケ属のキノコ。日本で栽培されるようになったのは1990年代なので、比較的新顔のキノコと言えます。どんな素材ともあう淡白な味わいが特徴で年々生産量が増えています。もともと日本には自生していないキノコなので、日本のエリンギはすべて人工栽培です。
カロリーは100gあたり・・・(生)24kcal
成分としては、水分が87.5%、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)ビタミンD、カリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、セレン、食物繊維などを含みます。
エリンギの特徴は食物繊維が豊富なこと。(さつまいもの約2倍) 含まれる食物繊維はそのほとんどが不溶性なので、大腸で水分を吸収して便のかさを増やし、腸壁を刺激して蠕動運動を促してくれます。また、不溶性食物繊維は腸内の有害物質を外へ追い出す働きが水溶性食物繊維より強いので、大腸がんの予防にも有効です。
ミネラル類ではカリウムがとても豊富。カリウムは100gあたり460mg含まれ、これはキノコ類の中ではトップです。カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を尿とともに排泄してくれるので高血圧の予防改善に有効です。
キノコ類は総じて低カロリーですが、エリンギは肉厚で適度な弾力もあるので、ダイエット食にも向いています。
効果効能
高血圧の予防、整腸作用、便秘の改善、ダイエット。
注意点
特になし。
エリンギ(生)100gあたりの栄養成分表
水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 廃棄率 |
87.5g | 3.6g | 0.5g | 7.4g | 1.0g | 8% |
ビタミンA | B1 | B2 | B6 | B12 | ナイアシン | |
レチノール | βカロテン | 0.14mg | 0.28mg | 0.18mg | 0μg | 8.1mg |
0μg | 0μg |
葉酸 | パントテン | ビオチン | C | D |
80μg | 1.61mg | 8.8μg | 0mg | 1.8μg |
E | K | ナトリウム | カリウム | カルシウム | |||
α | β | γ | δ | 0μg | 2mg | 460mg | 1mg |
0mg | 0mg | 0mg | 0mg |
Mg | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン | ヨウ素 |
15mg | 120mg | 0.3mg | 0.7mg | 0.15mg | 0.07mg | 1μg |
セレン | クロム | モリブデン | 食物繊維 | 脂肪酸 | コレステロール | |||
3μg | 0μg | 2μg | 水溶性 | 不溶性 | 飽和 | 一価 | 多価 | 0mg |
0.3g | 4.0g | 0.05g | 0.05g | 0.17g |