フカヒレの栄養素と効果効能の解説

フカヒレ(鱶鰭)



どんなもの?
フカヒレは、サメの鰭(ヒレ)を乾燥させた食品です。ほとんどのサメが利用されますが、水揚げが多いのはヨシキリザメやネズミザメなどです。食用とする部分は、ヒレから皮および軟骨を除去した筋糸と呼ばれる部分で、ヒレの形をそのまま保った姿煮、筋糸をほぐしてスープにしたものに分けられます。中国では昔から、フカヒレを食べると長生きができるという言い伝えがあります。

フカヒレ
カロリーは100gあたり・・・342kcal

主な成分としては、タンパク質、脂質、ビタミンB群(ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンD、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛などを含みます。

フカヒレは83.9%がタンパク質で、コラーゲンが豊富に含まれています。コラーゲン(Collagen)とは、皮膚、血管、腱、歯などに含まれる繊維状のタンパク質のことです。コラーゲンは全タンパク質の約30%を占め、全コラーゲン量の約40%が皮膚に、20%が骨や軟骨に、その他は血管や内臓などに広く分布しています。

体内ではコラーゲンの分解と合成が絶えず繰り返されていますが、年齢とともにコラーゲンの生産能力が落ちるので、それが肌老化の一因として考えられています。また、コラーゲンには細胞と組織をつなぎとめる接着剤としての役割があるので、血管、骨などの健康を維持するのにも欠かせません。フカヒレの豊富なコラーゲンは、美肌や関節痛などに有用と考えられています。コラーゲンが多く含まれる食品はフカヒレの他に、鶏肉の皮、豚足、豚骨スープ、牛すじなどがあります。

フカヒレのビタミン類の含有量はどれもわずかですが、ミネラル類ではカルシウム、マグネシウム、亜鉛が豊富に含まれています。カルシウムは骨粗しょう症の予防、マグネシウムは骨の代謝を正常に維持する作用、亜鉛は有害物質の排出機能を高めたり、味覚を正常に保つ働きがあります。

効果効能
美肌効果、関節の痛みの緩和、骨粗鬆症の予防、疲労回復、体力向上。


注意点
フカヒレは脂質が少ない割にはコレステロールは多い食品ですが、2015年に日本動脈硬化学会から健常者でのコレステロール摂取制限は不要という声明が出ているので、特に気にする必要はないでしょう。

ふかひれ100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
13.0g 83.9g 1.6g 0g 1.5g 0%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0mg 0mg 0.02mg 0.9μg 0.5mg
0μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
23μg 0.24mg 0μg 0mg 1.0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 180mg 3mg 65mg
0.4mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
94mg 34mg 1.2mg 3.1mg 0.06mg 0.09mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 250mg
0g 0g 0.17g 0.12g 0.16g