カボチャの栄養素と効果効能の解説

南瓜(かぼちゃ)



どんなもの?
南瓜(かぼちゃ)は、アメリカ大陸原産のウリ科の一年生果菜です。日本へは天文年間にカンボジアから渡来したので、カボチャという名になったと言われています。現在、市場に流通しているカボチャの約9割が甘く栄養素も豊富な西洋かぼちゃです。日本かぼちゃは水分が多く甘味も少ない。
カボチャ

カロリーは100gあたり・・・西洋かぼちゃ(果実、生)91kcal、日本かぼちゃ(果実、生)49kcal

主な成分は、水分、糖質、ビタミンA(αカロテン、βカロテン、βクリプトキサンチン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などを含みます。

カボチャには、抗酸化作用のあるビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEが多く含まれます。この3つを最近ビタミンACE(エース)などということもあります。いずれのビタミンにも病気や老化の原因となる活性酸素の発生を抑える作用、免疫活性作用、生活習慣病の予防、風邪の予防、老化防止、発がん抑制作用などが期待できます。

カボチャは一度にたくさん食べることが可能な野菜なので、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEを他の野菜類より効率よく摂取できる利点があります。体内で必要な量だけビタミンA(レチノール)に変換されるβカロテンは、レチノールの作用(目の健康を支える作用、生殖作用の維持、感染症予防)にプラスして抗酸化作用、発がん抑制作用、免疫活性作用があります。ちなみにこのBカロテンは、カボチャの内側の部分に多く含まれています。また、豊富な糖質は即効性のエネルギー源となり、疲労回復にも役立ちます。

ミネラル類ではカリウムが比較的多く含まれるので、体内の余分なナトリウム(塩分)を尿とともに排泄し高血圧の予防が期待できます。食物繊維は水溶性と不溶性のバランスがよいので、脂質異常症の改善、整腸作用、大腸がんの予防が見込めます。ただ、カボチャは糖質も多いので野菜類の中では高カロリーです。

効果効能
疲労回復、免疫力向上、老化防止、眼精疲労の改善、動脈硬化の予防、高血圧の予防、体を温める、整腸作用、がん予防。


注意点
特になし。

西洋かぼちゃ(果実、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
76.2g 1.9g 0.3g 20.6g 1.0g 10%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
βクリプト βカロテン 0.07mg 0.09mg 0.22mg 0μg 1.5mg
90μg 3900μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
42μg 0.62mg 1.7μg 43mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 25μg 1mg 450mg 15mg
4.9mg 0.1mg 1.3mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
25mg 43mg 0.5mg 0.3mg 0.07mg 0.13mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
1μg 0μg 5μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.9g 2.6g 0.04g 0.06g 0.06g