柿(かき)の栄養素と効果効能の解説

柿(かき)



どんなもの?
柿(かき)は、カキノキ科カキノキ属の落葉高木。東アジア固有の果樹で、日本でも古くから栽培されています。
柿(カキ)

カロリーは100gあたり・・・(甘柿、生)60kcal、(渋柿、生)63kcal、(干し柿)276kcal

成分としては、糖質、ビタミンA(βカロテン、βクリプトキサンチン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、クロム、食物繊維、タンニンなどを含みます。

柿は糖質が多く甘いのでビタミンCは少ないように思われがちですが、じつはビタミンCの含有量は100gあたり70mgとグレープフルーツの2倍多く含まれ、豊富と言われるキューイフルーツをも上回ります。豊富なビタミンCと体内でビタミンAに変換されるプロビタミンA(βカロテン、βクリプトキサンチン)には、抗酸化作用により老化の原因となる活性酸素の発生を抑える作用、免疫力向上、美肌効果、発がん抑制作用があります。

また、柿にはタンニンが多く含まれています。タンニンには整腸作用(下痢の改善)やアルコールが分解される際に生じるアセトアルデヒドを体外に排出する働きがあるので、二日酔いの予防改善にもよいとされます。

干し柿
ちなみに甘柿ではタンニンがゴマ状に固まっているため、渋みは感じませんが、渋柿はタンニンが水溶性のため、そのまま食べると強い渋みを感じます。渋柿は、干し柿などにして渋抜き(タンニンを不溶性に)することで食べることができますが、干し柿にするとビタミンCは100gあたり2mgとなり、殆ど失われてしまいます。

柿の葉にもビタミンCが豊富で健康茶として市販されています。

効果効能
疲労回復、免疫力向上、感染症の予防、美肌効果、整腸作用(下痢の改善)、高血圧の予防、がん予防、二日酔いの改善。


注意点
柿はタンニンを多く含むため、食べ過ぎによる便秘や柿胃石に注意する。柿胃石とは、渋柿に多く含まれる水溶性タンニンが食物繊維などに付着し、それが胃酸により不溶性となり結石となる症状。

甘がき(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
83.1g 0.4g 0.2g 15.9g 0.4g 9%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
βクリプト βカロテン 0.03mg 0.02mg 0.06mg 0μg 0.3mg
500μg 160μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
18μg 0.28mg 2.0μg 70mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 1mg 170mg 9mg
0.1mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
6mg 14mg 0.2mg 0.1mg 0.03mg 0.50mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 1μg 1μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.2g 1.4g 0.02g 0.04g 0.03g