カレイ(鰈)の栄養素と効果効能の解説

カレイ(鰈)




どんなもの?
カレイ(鰈)は、カレイ目カレイ科の硬骨魚の総称。カレイは非常に種類が多く、世界では約100種ほど、日本近海だけでも約40種が生息しています。そのうち食用となるのは20種ほどで「マガレイ」、「マコガレイ」が代表的。マガレイの旬は冬でマコガレイは夏が旬となる。

ヒラメとカレイの違いは「左ヒラメに右カレイ」と言われるように、お腹を下にしたときに顔が右になるのがカレイです。ただし、世界には左に顔があるカレイも存在します。
カレイ
カロリーは100gあたり・・・(マガレイ、生)95kcal、(マコガレイ、生)99kcal、(子持ちガレイ)143kcal

成分としては、タンパク質、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、ヨウ素、セレンなどを含みます。

カレイは、刺身、煮付け、唐揚げ、蒸し物など何にでも使える高タンパク・低脂肪の白身魚です。良質なタンパク質は体力向上、代謝活動の促進、免疫力を向上させる働きがあり、脂質がサンマの1/19と少なく消化吸収がよいので、病中病後の体力回復にもうってつけ。また、高齢者やダイエット中の人にも適した食材と言えます。更にカレイにはコラーゲンも多く含まれているので、美肌効果も期待できますし、ビタミンB群のビオチンの含有量も魚介類の中ではトップです。ビオチンは皮膚炎を予防することから発見された水溶性ビタミンの一つで、皮膚の健康を保つ効果、代謝活動の促進、脱毛・白髪の予防、疲労回復効果があります。

卵を持つ「子持ちガレイ」は脂質が多くなるのでカロリーは高くなりますが、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB1、ビタミンB12、ビタミンEなどの含有量は多くなります。

効果効能
体力回復、疲労回復、免疫力向上、代謝活動の促進、ダイエット、美肌効果、脱毛・白髪予防。


注意点
特になし。

マガレイ(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
77.8g 19.6g 1.3g 0.1g 1.2g 50%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.03mg 0.35mg 0.15mg 3.1μg 2.5mg
5μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
4μg 0.66mg 23.9μg 1mg 13.0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 110mg 330mg 43mg
1.5mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
28mg 200mg 0.2mg 0.8mg 0.03mg 0.01mg 21μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
110μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 71mg
0g 0g 0.25g 0.26g 0.32g