カツオの栄養素と効果効能の解説

カツオ(鰹)



どんなもの?
カツオ(鰹)は、スズキ目サバ科カツオ属の海産の硬骨魚。体長は80cm~100cmで、北海道以南の太平洋側に生息しています。主な産地としては、初ガツオが土佐清水や沼津、戻りガツオが三陸沖や銚子沖。秋に出回る脂ののった戻りガツオの方が人気がありますが、「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」という俳句があるように、江戸っ子は大金を払ってでも初ガツオを食べるのが粋とされ、また「勝つ男(かつお)」で縁起がよい魚とされました。食べ方は、刺身、タタキ、照り焼き、塩焼き、煮物などさまざまなレシピがあります。初ガツオの旬は4月~5月で、戻りガツオの旬は9月~10月。

カツオ(鰹)
カロリーは100gあたり・・・(春獲り、生)114kcal、(秋獲り、生)165kcal

主な成分としては、タンパク質、脂質、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンD、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛などを含みます。

初鰹(はつがつお)と戻り鰹(もどりがつお)とでは、下記の表の通り脂質が約12倍も違いますが、カツオはもともと脂質の少ない回遊魚ですから、どちらも高タンパク・低脂肪の魚であることには変わりありません。

100gあたり25gというタンパク質の多さは、加工品を除けば魚類ではトップクラスの多さですで、その良質なタンパク質には、体力の向上、疲労回復、代謝活動の促進、免疫力を向上させる働きがあります。また、代謝活動に欠かせないビタミンB群のバランスもよく、その中でもナイアシンの含有量は100gあたり18~19mgあり、これは魚類ではトップクラスの多さです。ナイアシンには、血管を拡張し血行をよくする作用のほか、循環系・消化系・神経系の働きを促進する作用、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解する作用などがあります。

脂質は多くない魚ですが、秋の戻りガツオにはオメガ3系のドコサヘキサエン酸(DHA)が可食部100gあたり940mgと意外に多く含まれています。DHAには抗血栓作用や血液をサラサラにする作用のほか、記憶力の向上、アルツハイマー病の予防改善に有効であるといわれています。

効果効能
疲労回復、体力向上、代謝活動の促進、免疫力向上、動脈硬化の予防、高血圧の予防、高脂血症の改善、冷え性の改善、二日酔いの予防。


注意点
特になし。

かつお(春獲り、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
72..7g 25.8g 0.5g 0.1g 1.4g 35%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.13mg 0.17mg 0.76mg 8.4μg 19mg
5μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
6.0μg 0.7mg 0μg 0mg 4.0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 43mg 430mg 11mg
0.3mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
42mg 280mg 1.9mg 0.8mg 0.11mg 0.01mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 60mg
0g 0g 0.12g 0.07g 0.14g



かつお(秋獲り、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
67.3g 25.0g 6.2g 0.2g 1.3g 35%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.10mg 0.16mg 0.76mg 8.6μg 18.0mg
20μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
4μg 0.61mg 5.7μg 0mg 9.0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 38mg 380mg 8mg
0.1mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
38mg 260mg 1.9mg 0.9mg 0.10mg 0.01mg 25μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
100μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 58mg
0g 0g 1.50g 1.33g 1.84g