鯉(コイ)の栄養素と効果効能の解説

鯉(コイ)



どんなもの?
鯉(コイ)は、中央アジア原産のコイ科の淡水産の硬骨魚です。独特のくさみがあり、好き嫌いが分かれますが栄養は豊富です。
コイ

カロリーは100gあたり・・・(養殖、生)171kcal

成分としては、各種アミノ酸で構成される良質なタンパク質、脂質、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンD、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、などを含みます。皮や内臓にはビタミンAやゼラチン質のムコ多糖類が豊富です。

鯉はビタミンB1がとても豊富で魚介類の中ではトップクラスです。ビタミンB1は糖質をエネルギーに分解するときの補酵素となり、脳の中枢神経や手足の末梢神経の機能を正常に保つ働きがあります。ビタミンB1が不足すると、神経や脳への影響(食欲不振、肩こり、めまい、動悸、下肢のしびれ、イライラ)などの症状が現れ、ちょっとしたことでも疲れやすくなります。鯉の豊富なビタミンB1はこれらの防止に役立ちます。

また、良質なタンパク質は、滋養強壮、疲労回復、筋肉強化、免疫力向上、老化防止などに役立ちます。ビタミンB12も比較的多いので、葉酸と共に悪性貧血を防いだり、ビタミンB1との相乗効果で精神を安定させる作用も期待てきます。

漢方では利尿作用があるとして、むくみの妙薬としても用いられています。

効果効能
疲労回復、滋養強壮、虚弱体質の改善、悪性貧血の予防、精神安定、むくみの改善。


注意点
コイ科魚類(コイ、ソウギョ、アオウオ、ハクレン、コクレンなど)の胆嚢には薬効があるとされているが、東南アジアや中国では、中毒件数・死亡率ともフグ中毒に次ぐ多さとなっているので食べないほうがいいでしょう。また、天然の鯉には、身や内臓に寄生虫がいる恐れがあるので、生で食べないほうが無難です。

コイ(養殖、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
71.0g 17.7g 10.2g 0.2g 0.9g 50%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.46mg 0.18mg 0.13mg 10μg 3.3mg
4μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
5μg 1.48mg 0μg 0mg 14μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 49mg 340mg 9mg
2.0mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
22mg 180mg 0.5mg 1.2mg 0.05mg 0.01mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 86mg
0g 0g 2.03g 4.67g 1.85g