昆布(こんぶ)の栄養素と効果効能の解説

昆布(こんぶ)



どんなもの?
昆布(こんぶ)は、寒海の岩礁に着生するコンブ科コンブ属藻類の総称。日本では縄文時代から食されていたと言われています。主な食用昆布として、真昆布(まこんぶ)、鬼昆布(おにこんぶ)/羅臼昆布(らうすこんぶ)、利尻昆布(りしりこんぶ)、三石昆布(みついしこんぶ)/日高昆布(ひだかこんぶ)、長昆布(ながこんぶ)などがある。
コンブ

カロリーは100gあたり・・・(真昆布/素干し)145kcal、おでんの結び昆布1個で約2kcal

成分としては、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、モリブデン、クロム、ヨウ素、食物繊維など含みます。

昆布には、ヨウ素、カリウム、食物繊維が豊富に含まれます。昆布に含まれるラミニンというアミノ酸は血圧を下げる働きがあり、また豊富なカリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を尿とともに排泄してくれるので、高血圧の予防改善に効果があります。特にヨウ素の含有量は全食品中トップクラスで、真昆布/素干し100gあたり240000μgも含まれます。ヨウ素は子供の発育を促進したり、基礎代謝を高める作用、高血圧・動脈効果の予防効果があります。ただし過剰に摂り過ぎると甲状腺腫、甲状腺機能不全、甲状腺中毒症などを引き起こすので注意も必要です。

また、コンブに含まれる水溶性食物繊維の一種であるアルギン酸には、脂質異常症の改善、血糖値抑制作用、糖尿病の予防改善、肥満防止、整腸作用などがあります。更に注目なのが同じく水溶性食物繊維の一種であるフコイダンで、上記の作用のほかアポトーシス(Apoptosis)誘導による抗ガン作用があるとされる。

効果効能
高血圧の予防、動脈硬化の予防、脂質異常症の改善、血糖値抑制作用、糖尿病の予防改善、去痰、整腸作用、肥満防止、ダイエット、便秘の予防改善、がん予防。


注意点
通常食べる量ではまったく問題ありませんが、コンブはヨウ素の含有量が高いので過剰摂取には注意する。(特に甲状腺に疾患がある人) また、カリウムの含有量も多いので、腎機能が低下している人は高カリウム血症に注意する。

マコンブ(素干し)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
9.5g 8.2g 1.2g 61.5g 19.6g 0%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
βクリプト βカロテン 0.48mg 0.37mg 0.03mg 0μg 1.4mg
41μg 1100μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
260μg 0.21mg 9.6μg 25mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 90μg 2800mg 6100mg 710mg
0.9mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
510mg 200mg 3.9mg 0.8mg 0.13mg 0.25mg 24万μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
2μg 11μg 12μg 27.1g 飽和 一価 多価 0mg
0.31g 0.27g 0.28g