コノシロ(コハダ)の栄養素と効果効能の解説

コノシロ(鰶・鯯・鱅・鮗)



どんなもの?
コノシロは、ニシン目ニシン科の海産の硬骨魚。体長は25センチメートルで、体はややひらたく背ビレの最後の軟条が糸状にのびているのが特徴。太平洋側は宮城県以南、日本海側は新潟県以南、東シナ海、南シナ海北部に広く分布し、内湾や河口の汽水域に群れで生息しています。

シンコ(ツナシ)4cm~5cm、→コハダ(小鰭)7cm~10cm、→ナカズミ12cm~13cm、→コノシロ15cm以上と名前が変わる出世魚だが、市場価値は大きくなるほど下がる逆出世魚。なぜ価値が下がるかというと、この魚は皮をつけたたまま酢じめにして生食にすることが多いので、大きくなると皮が硬くなって食べづらくなるからです(小骨も多くなる)。主に酢じめ、寿司ネタ、塩焼き、唐揚げなどで食べる。旬は脂がのる10月~12月頃。

コノシロは「この城を食う」に通じるため、武士たちは食べなかったという話があります。そこで江戸では多少大きくてもコハダ(小鰭)と呼んだそうです。

コノシロ
カロリーは100gあたり・・・(生)160kcal

主な成分としては、タンパク質、脂質、ビタミンB群(ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンD、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、ヨウ素、セレンなどを含みます。

コノシロはタンパク質が豊富で、脂質も多からず少なからず適度にあります。良質なタンパク質には体力向上、疲労回復、代謝活動の促進、免疫力を向上させる働きがあります。脂質はLDL(悪玉)コレステロールの低下させるオレイン酸が主体で、オメガ3系のEPA、DHAもわずかに含まれます。

ビタミン類で特に多いものはありませんが、ビタミンB12 とビタミンDが比較的多く含まれます。ミネラル類ではカルシウムと鉄が豊富です。コノシロは小骨が多い魚で、それも一緒に食べるのでカルシウムが豊富に摂れ、ビタミンDもカルシウムの吸収促進作用があるので骨粗しょう症の予防に有用です。鉄は鉄欠乏性貧血を予防し、ビタミンB12は神経細胞内の核酸の合成を行い精神を安定させ作用や、悪性貧血を予防する効果があります。

効果効能
疲労回復、代謝活動の促進、動脈硬化の予防、免疫力向上、骨粗鬆症の予防、貧血の予防。


注意点
特になし。

このしろ(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
70.6g 19.0g 8.3g 0.4g 1.7g 50%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0mg 0.17mg 0.33mg 10.2μg 2.1mg
0μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
8μg 1.13mg 7.4μg 0mg 9.0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 160mg 370mg 190mg
2.5mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
27mg 230mg 1.3mg 0.7mg 0.16mg 0mg 35μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
31μg 1μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 68mg
0g 0g 2.29g 2.51g 1.95g