リーキ(ニラネギ)の栄養素と効果効能の解説

リーキ(ニラネギ)




どんなもの?
リーキは、地中海沿岸地帯原産のユリ科ネギ属の二年生葉菜。ヨーロッパでは古くから栽培され、日本には明治初年に伝来しました。ネギに似ているが葉は扁平でネギのように円筒状にはならない。加熱すると長ネギより甘みが強くなり、主に煮込み料理などに使われます。日本での生産量が少ないこともあり価格は高めです。別名でニラネギ、西洋ネギ、ポワロー、ポロネギともいう。
リーキ(ニラネギ)
カロリーは100gあたり・・・(りん茎葉、生)29kcal

主な成分としては、水分、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などを含みます。

カロリーは長ネギとほぼ同じで、ビタミン・ミネラルの含有量は長ネギよりは多いものの、他の野菜類に比べれば少な目です。ただ、ネギ類に共通する刺激成分の硫化アリルには、血液を固まりにくくする作用があるので血栓予防に効果があり、他にもコレステロール低下、血糖値抑制作用、殺菌効果などがあります。

また、硫化アリルには糖質をエネルギーに分解するときの補酵素となるビタミンB1の吸収率を高める作用があるので、間接的にスタミナの強化や疲労回復効果が期待できます。この硫化アリルは玉ねぎ、ニンニク、ニラなどにも含まれています。

効果効能
免疫力向上、滋養強壮、疲労回復、血行促進、動脈硬化の予防、血糖値の改善、血栓予防、殺菌作用。


注意点
含まれる硫化アリルが、抗凝血薬、糖尿病薬の作用を強める可能性がある。

リーキ(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
90.8g 1.6g 0.1g 6.9g 0.6g 35%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.06mg 0.08mg 0.24mg 0μg 0.4mg
0μg 45μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
76μg 0.17mg 0μg 11mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 9μg 2mg 230mg 31mg
0.3mg 0mg 0.1mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
11mg 27mg 0.7mg 0.3mg 0.03mg 0.25mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.4g 2.1g