マナガツオの栄養素と効果効能の解説

マナガツオ(真魚鰹)



どんなもの?
マナガツオは、スズキ目マナガツオ科の海産の硬骨魚。体長は約60センチメートルで、体はひらたく丸みを帯びた菱形をしています。本州中部以南、瀬戸内海、東シナ海で多く漁獲されることから、江戸時代には「西海にサケなし、東海にマナガツオなし」と言われていました。関西地方では人気があり高級魚扱いですが、関東地方ではあまり馴染みがない魚。

名にカツオとつくが、カツオとはなんの関係もなく、産卵期の6月~7月に湾内に入り、秋には外洋に戻っていく習性がカツオに似ていることからついた名とされます。淡白な白身魚ですが、脂がほどよくのっているので美味。新鮮なものは刺身にし、照り焼き、西京焼き、フライなどで食べるのが一般的。関西では懐石料理などにもよく使われます。

マナガツオ
カロリーは100gあたり・・・(生)175kcal

主な成分としては、タンパク質、脂質、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛などを含みます。

タンパク質はそれほど多くないが、白身魚にしては脂質は100gあたり10.9gと多い方で、それが旨味の元になっています。脂質を構成する脂肪酸は一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が一番多く、可食部100gあたり3000mg含まれます。オレイン酸にはLDL(悪玉)コレステロールを下げる作用があり、動脈硬化の予防、高血圧の予防、心疾患の予防などに効果があります。また、抗血栓作用があり、血液をサラサラにする多価不飽和脂肪酸(オメガ3系)のエイコサペンタエン酸(EPA)が100gあたり240mg、ドコサヘキサエン酸(DHA)が100gあたり650mg含まれています。

ビタミン類で特に目につくものはありませんが、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB群はバランスがとれており、免疫力向上や代謝活動を正常に保つ働きが期待できます。ミネラル類では高血圧を予防するカリウムが多い。

効果効能
疲労回復、代謝活動の促進、免疫力向上、動脈硬化の予防、心疾患の予防、高脂血症の改善、高血圧の予防。


注意点
特になし。

まながつお(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
70.8g 17.1g 10.9g 0g 1.2g 40%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.22mg 0.13mg 0.30mg 1.4μg 3.6mg
90μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
7μg 1.37mg 0μg 1mg 5.0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 160mg 370mg 21mg
1.4mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
25mg 190mg 0.3mg 0.5mg 0.02mg 0.01mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 70mg
0g 0g 3.80g 3.98g 1.52g