モヤシの栄養素と効果効能の解説

モヤシ(萌やし)




どんなもの?
モヤシとは、豆の種子を水に浸し、陽の光をあてず発芽させたものです。原料となる豆の種類は、大豆、緑豆、ブラックマッペの3種類があり、市場に流通しているものの約9割が緑豆・ブラックマッペとなっています。
もやし
カロリーは100gあたり・・・緑豆モヤシ、生 14kcal、一袋200gで28kcal

成分としては、食物繊維、タンパク質、ビタミンA(βクリプトキサンチン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、モリブデンなどを含みます。

モヤシは、ビタミン・ミネラルをバランスよく含みますが、どれも含有量が少なく効能が期待できるようなものはありません。しかし、豆から引き継いだ良質なタンパク質には疲労回復効果があり、消化酵素のアミラーゼ(ジアスターゼ)には、消化促進作用、食欲不振の解消などが期待できます。また、食物繊維はほとんど不溶性なので、大腸で水分を吸収して便のかさを増やし、腸壁を刺激して蠕動運動を促したり、腸内の有害物質を排出する作用があります。

モヤシは100g当たり14kcalとヘルシーな食材なので、ダイエットにも効果的といえます。

効果効能
疲労回復、消化促進、ダイエット、整腸作用。


注意点
シャキッとした歯ごたえとビタミンCを残すには、ゆでる時も炒める時も短めに。

緑豆もやし(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
95.4g 1.7g 0.1g 2.6g 0.2g 3%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.04mg 0.05mg 0.05mg 0μg 0.3mg
0μg 5μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
41μg 0.23mg 1.7μg 8mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 3μg 2mg 69mg 9mg
0.1mg 0mg 0.3mg 0.1mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
8mg 25mg 0.3mg 0.3mg 0.08mg 0.06mg 2μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 55μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.1g 1.2g