ムツ(鯥)の栄養素と効果効能の解説

ムツ(鯥)



どんなもの?
ムツ(鯥)は、スズキ目ムツ科の硬骨魚。北海道以南~九州まで生息し、幼魚や若魚のうちは沿岸の浅瀬に棲むが、成魚になると体長が50~60cmになり、水深200~700mの深海に棲むようになります。

淡白な白身魚で冬場に繁殖のため沿岸に戻ってくる寒ムツは脂がのって美味。主に刺し身、煮付け、ちり鍋などで食する。種類はムツとクロムツの2種類だが市場では特に区別していません。旬は12月~2月。ちなみにアカムツ(ノドグロ)やシロムツと呼ばれるものは、まったく種類が違う魚です。
ムツ

カロリーは100gあたり・・・(生)189kcal

成分としては、脂質、タンパク質、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12 、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンD、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛などを含みます

ムツという名は四国の方言で「ムツコイ(脂っぽい)」からきたと言われています。しかし、これは好意的な言葉ではありません。昔は現在のように魚の脂が体に良いということも知られていない時代ですし、脂の多い魚は傷みやすいということもあり、あまり好まれなかったということです。

その脂質ですが100gあたり12.6gなので極端に多いというわけではありませんが、それなりに含まれています。しかし、脂質には一価不飽和脂肪酸のオレイン酸やイコセン酸が多いので、LDL(悪玉)コレステロールを下げる作用や、動脈硬化及び心疾患を予防する効果があります。また、良質なタンパク質には体力向上、疲労回復効果が見込めます。

効果効能
疲労回復、体力向上、動脈硬化の予防、心疾患の予防、高血圧の予防。


注意点
マグロと同様に食物連鎖からメチル水銀を比較的ためやすい魚なので、妊娠中の方は食べ過ぎに注意する。

むつ(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
69.7g 16.7g 12.6g 0g 1.0g 0%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.03mg 0..16mg 0.10mg 1.9μg 2.4mg
8μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
6μg 0.31mg 0μg 0mg 4.0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 85mg 390mg 25mg
0.9mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
20mg 180mg 0.5mg 0.4mg 0.03mg 0.01mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 59mg
0g 0g 1.69g 8.59g 0.81g