なす(茄子)の栄養素と効果効能の解説

ナス(茄子)



どんなもの?
ナスは、インド原産のナス科ナス属の植物。日本には8世紀に中国から伝わったといわれてます。味や香りにクセがないので。漬物、煮物、炒めものと幅広く使える野菜です。
なす

カロリーは100gあたり・・・(果実、生)22kcal

成分としては、水分が93.2%、糖質、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などを含みます。

ナスはビタミン・ミネラルをバランスよく含みますが、量としてはどれも微量です。見た目は黒くてゴッツイのですが、とてもヘルシーな野菜です。しかし、ナスにも素晴らしい点はたくさんあります。あの紫黒色の皮にはポリフェノールの一種であるアントシアニン(ナスニン)が含まれており、抗酸化作用によって有害な活性酸素を除去してくれる働きや、血中の悪玉コレステロールを減らし動脈硬化を予防する効果、ロドプシンという視覚に関係する物質の再合成を助けることで視力の低下を防ぎ、眼精疲労(疲れ目・かすみ目)を改善する効果があります。

また、ナスに含まれるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸には、抗酸化作用や脂質を効率よく燃焼させる働きがあります。その他には食物繊維が100gあたり2.2gとそれなりに多く含まれます。

アメリカの国立がん研究所が中心になってまとめた、天然の植物中に存在する、がん抑制作用がある食品にナスはランクインしています。

ナスのヘタの部分を利用したナスの黒焼きは、昔から口内炎などの炎症を和らげ、痛みにも効くとされています。最近は、ナスの黒焼きを配合した歯磨き粉が販売されています。

ナスニンには、金属と結合すると安定する特性があります。漬物に釘(くぎ)を入れるとナスの柴色が保たれるという理由は、釘の鉄分によるものです。

効果効能
動脈硬化の予防、老化防止、消炎作用、肥満防止、がん予防、整腸作用、眼精疲労の改善。


注意点
基本的に体を冷やす野菜なので、冷え性の人は食べ過ぎに注意して下さい。ナスは低温に弱い野菜なので、保存する時は水分が蒸発しないようにビニール袋に入れ、新聞などでくるんでから野菜室に入れましょう。

なす(果実、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
93.2g 1.1g 0.1g 5.1g 0.5g 10%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.05mg 0.05mg 0.06mg 0μg 0.5mg
0μg 100μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
32μg 0.33mg 2.3μg 4mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 10μg 0mg 220mg 18mg
0.3mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
17mg 30mg 0.3mg 0.2mg 0.06mg 0.16mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 10μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 1mg
0.3g 1.9g 0.03g 0g 0g