納豆(なっとう)の栄養素と効果効能の解説

納豆(なっとう)



どんなもの?
納豆は、蒸した大豆に枯草菌の一種である納豆菌をふりかけて発酵させた食品です。成分としては、各種アミノ酸で構成される良質なタンパク質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウム、マンガン、セレン、カリウム、リン、食物繊維などを含みます。
納豆
カロリーは100gあたり・・・(糸引納豆)200kcal


まず、納豆には骨へのカルシウムの定着作用がるビタミンK(ビタミンK2:メナキノン )が豊富に含まれているので、骨粗鬆症を予防する効果があります。また、脂質の代謝や細胞の再生に深く関与しているビタミンB2は、煮た大豆よりも5~6倍多く含まれることから、肥満防止、ダイエット、美肌効果などが見込めます。更に豊富な食物繊維や納豆菌には整腸作用があり、アルギニンなどを含む良質なタンパク質や亜鉛には滋養強壮効果が見込めます。

そしてなんといっても納豆の最大の注目点は、納豆だけに含まれるナットウキナーゼの存在です。ナットウキナーゼは、倉敷芸術科学大学の須見洋行教授が、1980年代に米国シカゴ・マイケルリース研究所で血栓の研究をしていた時に発見した酵素で、すぐれた血栓溶解作用があります。どのくらいすぐれているかというと、従来の酵素は人工的に作った1~2cmの血栓を溶かすのに18時間かかっていましたが、ナットウキナーゼは3cmの血栓を約2時間で溶かし、しかも、その血液をサラサラにする持続時間は従来の血栓溶解剤の数十倍に及ぶというものです。

効果効能
骨粗鬆症の予防、疲労回復、滋養強壮、肥満防止、ダイエット、美肌効果、整腸作用、便秘の改善、老化防止。


注意点
ナットウキナーゼには、血栓を溶かす作用があるが、ビタミンKには血液凝固(止血)作用があるので、血液を固まりにくくする医薬品(ワーファリン等)を服用されている人の納豆摂取は注意する。サプリメントで販売されているナットウキナーゼは、ビタミンKが除去されているので問題ありません。

納豆(糸引納豆)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
59.5g 16.5g 10.0g 12.1g 1.9g 0%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.07mg 0.56mg 0.24mg 0μg 1.1mg
0μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
120μg 3.6mg 18.2μg 0mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 600μg 2mg 660mg 90mg
0.5mg 0.2mg 5.9mg 3.3mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
100mg 190mg 3.3mg 1.9mg 0.61mg 0mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
16μg 1μg 290μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
2.3g 4.4g 1.47g 1.90g 5.39g