おかひじき(陸鹿尾菜)の栄養素と効果効能の解説

おかひじき(陸鹿尾菜)




どんなもの?
おかひじきは、アカザ科オカヒジキ属の一年草で、日本各地の海岸砂浜に自生します。味にクセはなく、シャキシャキとした食感が特徴です。別名で「みるな」「水まつな」。
おかひじき
カロリーは100gあたり・・・(茎葉、生)17kcal、(茎葉、茹で)17kcal

成分としては、92.5%が水分で、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、亜鉛、銅、食物繊維などを含む。

ビタミンA(βカロテン)の含有量は100gあたり3300μgと豊富で、ビタミンCも21mgとそれなりに含まれ、ビタミンKの含有量310μgは野菜類の中で上位に位置します。βカロテンとビタミンCはどちらも抗酸化作用があり、病気や老化の原因となる活性酸素の発生を抑える作用、免疫力向上、美肌効果、発がん抑制作用などが見込めます。また、ビタミンKは骨へカルシウムを定着させる作用があります。

ミネラル類ではカリウムとカルシウムが豊富です。カルシウムは豊富なビタミンKとの相乗効果で骨粗鬆症を予防し、カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を尿とともに排泄してくれるので、高血圧の予防改善に効果があります。

効果効能
免疫力向上、感染症の予防、美肌効果、高血圧の予防改善、骨粗鬆症の予防。


注意点
オカヒジキはアクが強いので下茹でが必要ですが、シャキシャキとした食感とビタミンCを残すため、茹ですぎないように。

おかひじき(茎葉、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
92.5g 1.4g 0.2g 3.4g 2.0g 6%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.06mg 0.13mg 0.04mg 0μg 0.5mg
0μg 3300μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
93μg 0.22mg 0μg 21mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 310μg 56mg 680mg 150mg
1.0mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
51mg 40mg 1.3mg 0.6mg 0.10mg 0.66mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.5g 2.0g