ピーナッツの栄養素と効果効能の解説

落花生(ピーナッツ)



どんなもの?
落花生(らっかせい)は、南米アンデス地域原産のマメ科ラッカセイ属の一年生作物。日本には北アメリカ、ヨーロッパ、中国を経由して江戸時代に渡来したといわれています。現在、世界中で広く栽培され、豆類では大豆に次ぐ生産量です。別名:ピーナッツ、南京豆(なんきんまめ)、唐人豆(とうじんまめ)、異人豆(いじんまめ)
落花生(ピーナッツ)
カロリーは100gあたり・・・(炒り、大粒種)585kcal、(未熟豆、ゆで)288kcal 現在、日本で栽培されているものは、ほとんどが大粒種です。

落花生(炒り、大粒種)の成分は49.4%が脂質で、その他に良質なタンパク質、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などを含みます。

落花生は約50%が脂質で高カロリーですが、脂質の約80%はオレイン酸、リノール酸などの不飽和脂肪酸です。オレイン酸にはLDL(悪玉)コレステロールを下げる作用、動脈硬化や高血圧を予防する効果があります。また、ビタミンB1も豊富に含まれています。ビタミンB1は糖質をエネルギーに分解するときの補酵素となり、脳の中枢神経や手足の末梢神経の機能を正常に保つ働きがあります。ビタミンB1が不足すると、神経や脳への影響(食欲不振、肩こり、めまい、動悸、下肢のしびれ、イライラ)、疲れやすくなるなどの影響が現れるので、豊富なビタミンB1はこれらの症状を予防改善してくれます。

その他の成分では、ビタミンEナイアシンが豊富です。ビタミンEには強い抗酸化作用があり、細胞の老化、心疾患、脳卒中、ガンなどを予防します。ナイアシンは循環系、消化系、神経系の働きを促進し、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを分解する作用もあるので、酒のおつまみにも適しています。また、ナイアシンは血管を拡張し血行をよくするので冷え性の改善にも有効です。

むかし中国では落花生のことを「長生果」と呼び、長生き出来る食材として薬膳料理などに用いられてきました。また、落花生の花を煎じて飲むと、鎮静作用、頭痛、不眠に効果があるとされます。

効果効能
疲労回復、滋養強壮、LDL(悪玉)コレステロールの低下、動脈硬化の予防、二日酔いの予防、冷え性の改善、老化防止、認知症の予防。


注意点
体によい不飽和脂肪酸が多いとはいえ、リノール酸などは摂り過ぎると逆に動脈硬化や高血圧を招くので食べ過ぎは禁物です。また、落花生はアレルギー発生頻度が高いので加工食品に表示が義務付けられています。

ピーナッツ(大粒種、炒り)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
2.1g 26.5g 49.4g 19.6g 2.4g 30%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.23mg 0.10mg 0.46mg 0μg 17.0mg
0μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
57μg 2.19mg 0μg 0mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 2mg 770mg 50mg
10.6mg 0.3mg 7.1mg 0.3mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
200mg 390mg 1.7mg 3.0mg 0.69mg 0mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.3g 6.9g 8.95g 24.44g 14.75g