ラズベリーの栄養素と効果効能の解説

ラズベリー



どんなもの?
ラズベリー(raspberry)は、北ヨーロッパ原産のバラ科キイチゴ属の落葉低木、およびその果実。ラズベリーは粒状の小さな実が寄り集まった集合果実で、ヨーロッパでは古くから栽培されています。よくある赤ラズベリーの他に、黒ラズベリー、紫ラズベリーなどがあります。果実にはほのかな甘みと酸味があり、生食、ジャム、ジュース、ケーキなどへのトッピングなど、さまざまに楽しめます。

ラズベリー
カロリーは100gあたり・・・(生)41kcal

主な成分としては、水分、炭水化物、タンパク質、ビタミンA(αカロテン、βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などを含みます。

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEの3つを合わせてビタミンACE(エース)などと言うこともありますが、ラズベリーはこの抗酸化ビタミンのACE(エース)が多いのが特徴です。ビタミンCは100gあたり22mgとイチゴの1/3程度ですが、決して少なくはありませんし、ビタミンEはイチゴの7倍もあります。ビタミンEは若返りのビタミンと呼ばれ、生体膜や血中リポタンパク質に多く含まれる不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、細胞の老化を予防する効果があります。また、不溶性食物繊維が100gあたり4.0gと豊富に含まれます。不溶性食物繊維は大腸で水分を吸収して便のかさを増やし、腸壁を刺激して蠕動運動を促すので便秘の改善や大腸がんの予防にも有用です。

ラズベリーには、エラグ酸やアントシアニンなどのポリフェノールが豊富に含まれています。エラグ酸は強い抗酸化作用の他に、メラニンの生成に関わる酵素チロシナーゼの働きを抑える働きがあることから、美白効果があることでも知られています。このことからエラグ酸は化粧品などにも配合される厚生労働省認可の医薬部外品有効成分となっています。ブルーベリーでお馴染みのアントシアニンには、ロドプシンという視覚に関係する物質の再合成を助ける作用があり、これにより視力の低下を防ぎ、眼精疲労(疲れ目・かすみ目)を改善する働きがあります。また、アントシアニンは血管新生を抑制する作用があり、糖尿病網膜症の改善にも効果があるとされています。

香り成分である「ラズベリーケトン」には、脂肪を分解する働き(カプサイシンの3倍の脂肪燃焼力)があるとされ、ダイエット効果があると一時話題になりました。しかし今のところ信頼できる情報はありませんし、仮にあったとしても普通に食べる量では効果はありません。

効果効能
疲労回復、免疫力向上、生活習慣病の予防、老化防止、美肌効果、整腸作用、眼精疲労の改善、がん予防。


注意点
特になし。

赤ラズベリー(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
88.2g 1.1g 0.1g 10.2g 0.4g 0%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
αカロテン βカロテン 0.02mg 0.04mg 0.07mg 0μg 0.6mg
19μg 10μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
38μg 0.43mg 0μg 22mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 1mg 150mg 22mg
0.8mg 0.1mg 1.9mg 1.6mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
21mg 29mg 0.7mg 0.4mg 0.12mg 0.50mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.7g 4.0g