サンマ(秋刀魚)
どんなもの?
さんま(秋刀魚)は、ダツ目サンマ科サンマ属の硬骨魚。別名:サイラ。漢字の秋刀魚は秋が旬の魚で、体が細長く刀のような形をしていることに由来する。
分布は日本から北米西岸までの太平洋北部の亜寒帯海域。日本近海にはサンマ1種のみしか生息せず、大きな群れを作って大規模な季節回遊を行う。旬は9月~10月。秋のサンマは脂がのって独特のうま味があります。
カロリーは100gあたり・・・(生)310kcal、(焼き)299kcal
成分としては、不飽和脂肪酸、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンD、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、ヨウ素、セレン、クロムなどを含む。
サンマはタンパク質より脂質の方が多いのでカロリーは高めですが、その脂質には多価不飽和脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)とエイコサペンタエン酸(EPA)が豊富に含まれています。オメガ3系に分類されるDHAとEPAは、血液をサラサラにする作用、動脈硬化の予防、高血圧の予防、高脂血症の改善、認知症の予防に有効です。
ビタミン類では、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンDが比較的多く含まれます。ビタミンB6は健康な皮膚、髪、歯をつくり、ビタミンB12は悪性貧血を予防したり、精神を安定させる働きがあります。また、ビタミンDは血中のカルシウムを骨に運び骨粗鬆症を予防します。
効果効能
疲労回復、血液サラサラ、抗血栓作用、動脈硬化の予防、高血圧の予防、高脂血症の改善、認知症の予防改善、老化防止、骨粗鬆症の予防。
注意点
サンマを一尾食べると大体300kcalなので、食べ過ぎには注意しましょう。
さんま(生)100gあたりの栄養成分表
水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 廃棄率 |
55.8g | 18.5g | 24.6g | 0.1g | 1.0g | 30% |
ビタミンA | B1 | B2 | B6 | B12 | ナイアシン | |
レチノール | βカロテン | 0.01mg | 0.26mg | 0.51mg | 17.7μg | 7.0mg |
13μg | 0μg |
葉酸 | パントテン | ビオチン | C | D |
17μg | 0.81mg | 7.3μg | 0mg | 19μg |
E | K | ナトリウム | カリウム | カルシウム | |||
α | β | γ | δ | 0μg | 130mg | 200mg | 32mg |
1.3mg | 0mg | 0mg | 0mg |
Mg | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン | ヨウ素 |
28mg | 180mg | 1.4mg | 0.8mg | 0.11mg | 0.02mg | 21μg |
セレン | クロム | モリブデン | 食物繊維 | 脂肪酸 | コレステロール | |||
12μg | 2μg | 1μg | 水溶性 | 不溶性 | 飽和 | 一価 | 多価 | 66mg |
0g | 0g | 4.23g | 10.44g | 4.58g |