シャコの栄養素と効果効能の解説

シャコ(蝦蛄)



どんなもの?
シャコ(蝦蛄・青竜蝦)は、口脚目(シャコ目)シャコ科の甲殻類の総称。体長は15センチメートル前後で、北海道以南の内湾部の泥底に穴を掘って生息しています。一見エビに似ていますが、エビより扁平で腹部の幅が広い。また、カマキリのような鋭いトゲのついた捕脚があるのもエビ類とは異なるところ。別名でガサエビ、シャッパなどと呼ばれ、英語ではカマキリエビ(Mantis shrimp)といいます。見た目はちょっとグロテスクですが、味は良く、塩茹でしたものをそのまま食べたり、寿司ネタ、天ぷら、酢の物などで食べます。旬はメスが抱卵する4月下旬~5月で、卵はカツブシと呼ばれ珍重されています。

しゃこ(蝦蛄)
カロリーは100gあたり・・・(茹で)98kcal

主な成分としては、タンパク質、脂質、ビタミンA(レチノール・βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛などを含みます。

シャコは、高タンパク低脂肪な食材で、味も栄養価もエビと似ています。タンパク質はエビよりは少ないですが、ビタミンやミネラルはエビよりも豊富に含まれます。タンパク質を構成するアミノ酸では、アルギニン(子供は体内で合成できないので必須アミノ酸)の含有量が100gあたり1500mgと魚介類ではトップクラスです。アルギニンには成長ホルモンの分泌を促進する作用、免疫力を向上させ感染症を予防する効果、狭心症、うっ血性心疾患、末梢血管疾患、勃起不全などに対しても有効性が示されています。

ビタミン類で飛び抜けて多いものはありませんが、ビタミンA(レチノール)、ビタミンB1、ビタミンB12 、ビタミンEが比較的多く含まれます。これらには免疫力の向上、代謝活動の促進、老化防止などの効果が見込めます。

ミネラル類では、銅、亜鉛、カルシウムが豊富です。中でも銅の含有量は100gあたり3.46mgあり、全食品で比較してもトップクラスの多さです。銅は通常の食生活をしていれば不足することのないミネラルですが、銅が不足すると体内に鉄が十分に足りていても、ヘモグロビンが生成されず貧血の原因となります。その他にも銅は、メラニン色素の生成やコラーゲン及びエラスチンの生成にも関与しています。これらのことから、有害な紫外線から体を守り、骨や血管を強くする働きもあります。

亜鉛も100gあたり3.3mgとそこそこ多く含まれます。亜鉛は味覚を正常に保ち皮膚や粘膜の健康維持を助ける作用や、インスリンの合成を促進する働きがあります。カルシウムは、骨粗しょう症を予防したり、筋肉の収縮をスムーズにする働きがあります。

効果効能
疲労回復、滋養強壮、成長促進、免疫力向上、代謝活動の促進、老化防止、貧血の予防、骨粗鬆症の予防。


注意点
甲殻類にアレルギーのある人は避ける。

しゃこ(茹で)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
77.2g 19.2g 1.7g 0.2g 1.7g 0%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.26mg 0.13mg 0.06mg 12.9μg 1.2mg
180μg 15μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
15μg 0.30mg 0μg 0mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 310mg 230mg 88mg
2.8mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
40mg 250mg 0.8mg 3.3mg 3.46mg 0.13mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 150mg
0g 0g 0.25g 0.23g 0.32g