ワケギの栄養素と効果効能の解説

わけぎ(分葱)



どんなもの?
わけぎ(分葱)は、ユリ科の多年生葉菜。1500年前に中国から渡来したと言われています。1個の種球から株分かれして発芽するで、わけぎと言う名の由来になっています。わけぎは葉ネギの一種ですが、葉ネギより肉質が厚く独特の香りと甘みがあるのが特徴です。広島県が全国シェアの約65%を占めます。別名でフユキ。旬は3月~5月頃。

ワケギ
カロリーは100gあたり・・・(葉、生)30kcal

主な成分としては、水分、糖質、ビタミンA(βカロテン、βクリプトキサンチン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、硫化アリル、食物繊維などを含みます。

栄養素的には葉ねぎとほぼ同じで、体内で必要に応じてビタミンAに変換されるβカロテンが100gあたり2700μgと豊富に含まれます。βカロテンには、病気や老化の原因となる活性酸素の発生を抑える作用、免疫活性作用、発がん抑制作用などがあります。また、ビタミンC、ビタミンKも豊富です。ビタミンCは皮膚や粘膜を健康に保つ効果や、体の免疫力を高めることで感染症を予防する効果があり、ビタミンKには骨にカルシウムを定着させる作用があります。このβカロテン、ビタミンC、ビタミンKは、わけぎの青い部分に多く含まれます。ただし、一度にたくさん食べられる野菜ではないので、その辺は割り引いて考える必要があります。

ネギ類の刺激成分である硫化アリルは、わけぎの白い部分に多く含まれます。硫化アリルは血液を固まりにくくする作用があるので血栓予防に効果があり、他にもコレステロール低下、血糖値抑制作用、殺菌効果などがあります。また、硫化アリルは糖質をエネルギーに分解するときの補酵素となるビタミンB1の吸収率を高める作用があるので、間接的にスタミナの強化や疲労回復効果が期待できます。この硫化アリルは、根深ねぎ、葉ねぎ、玉ねぎ、ニンニク、ニラなどにも含まれています。

効果効能
免疫力向上、滋養強壮、疲労回復、血行促進、食欲増進、動脈硬化の予防、血糖値の改善、血栓予防、殺菌作用。


注意点
特になし。

わけぎ(葉、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
90.3g 1.6g 0g 7.4g 0.7g 4%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
βカロテン βクリプト 0.06mg 0.10mg 0.18mg 0μg 0.3mg
2700μg 68μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
120μg 0.21mg 0μg 37mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 170μg 1mg 230mg 59mg
1.4mg 0mg 0.5mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
23mg 25mg 0.4mg 0.2mg 0.04mg 0.23mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.3g 2.5g