ズッキーニの栄養素と効果効能の解説

ズッキーニ



どんなもの?
ズッキーニは、アメリカ南部原産のウリ科カボチャ属の淡色野菜。ヨーロッパでは古くから食されてきましたが、日本には戦後に導入され、本格的に栽培され始めたのは1980年代になってからなので、比較的歴史の浅い野菜に分類されます。

見た目は太いキュウリですが、カボチャ(ペポカボチャ)の仲間です。カボチャは完熟した果実を食べますが、ズッキーニは開花後5~7日の未熟果を食べます。主に緑果種と黄果種がある。開花直前の幼果は花ズッキーニとして出荷され、花の中に詰め物をして揚げ物などにします。
ズッキーニ/花ズッキーニ

カロリーは100gあたり・・・(果実、生)14kcal

主な成分としては、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、モリブデン、食物繊維などを含みます。

ズッキーニには、ビタミン・ミネラル・食物繊維がバランスよく含まれていますが、どれも量は多くありません。ビタミンCとカリウムの含有量はキュウリをやや上回りますが、βカロテンを含め他の栄養素はキュウリとほぼ同じです。ただ、油との相性がよい食材なので、炒めものや揚げものなどにすると、脂溶性ビタミンであるβカロテンの吸収量がUPします。βカロテンには抗酸化作用により老化の原因となる活性酸素の発生を抑える働きや、免疫活性作用があります。

また、ズッキーニは食べごたえがあって非常に低カロリーな野菜なので、肥満防止やダイエットにもお勧めの食材といえます。

効果効能
免疫力向上、高血圧の予防、肥満防止、ダイエット。


注意点
過去にズッキーニに含まれる苦味成分「ククルビタシン」が原因とみられる食中毒が発生たことがあります。ククルビタシンはズッキーニのほか、キュウリ、カボチャ、メロン、ヒョウタンなどウリ科の植物に含まれる成分ですが、なんらかの原因で含有量が多くなると、腹痛、嘔吐、下痢、手足のしびれといった中毒症状を起こすことがあります。ズッキーニによる中毒は非常に稀な事例ですが、一口食べて苦味を強く感じるものはそれ以上食さない方が無難です。ちなみに同じウリ科でも、ゴーヤの苦味は「モモルデシン」という違う成分なので食中毒は起きません。

ズッキーニ(果実、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
94.9g 1.3g 0.1g 2.8g 0.8g 4%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
βカロテン βクリプト 0.05mg 0.05mg 0.09mg 0μg 0.4mg
310μg 10μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
36μg 0.22mg 2.7μg 20mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 35μg 1mg 320mg 24mg
0.4mg 0mg 0.4mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
25mg 37mg 0.5mg 0.4mg 0.07mg 0.15mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 1μg 6μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.2g 1.1g