プラセンタ(胎盤エキス)の効果効能と注意点の解説

プラセンタ(胎盤エキス)



どんなもの?
プラセンタとは、哺乳類の胎盤のことです。哺乳類の胎盤には、妊娠の維持と胎児の発育に不可欠な成分が豊富に含まれることから薬効の宝庫といわれ、医薬品や健康食品などに展開されています。プラセンタの歴史は古く、クレオパトラやマリー・アントワネットも若さと美貌を保つために愛用していたといわれています。
図解-胎盤(たいばん)
成分としては、タンパク質、脂質、糖質、各種ビタミン、各種ミネラル、アミノ酸(アルギニン、リジン、アラニン、アスパラギン酸、ロイシン、グルタミン酸、グリシン、バリン、セリン、チロシン、フェニルアラニン、ヒスチジン、スレオニン、プロリン、イソロイシン、メチオニン)その他、酵素や生理活性成分が多数含まれます。

現在、ヒトやヒト以外(豚、牛、羊)の胎盤から抽出されたエキスのことを、すべてプラセンタと呼んでいますが、内服薬、健康食品、化粧品に使われるプラセンタは基本的にヒト以外(豚、牛、羊)の胎盤を用いています。



ヒト胎盤由来のプラセンタを用いた注射薬はプラセンタ製剤といい、医薬品として日本で承認されています。プラセンタ製剤を更年期障害、肝臓疾患などの治療で用いる場合は保険適応となっており、美容目的(肌のシミ、シワ、たるみなど)で用いる場合は保険適応外です。

効果効能
疲労回復、免疫力向上、肝臓疾患の改善、更年期障害の改善、ホルモン調整作用、老化防止、若返り、美肌効果、アレルギー疾患の改善、生理不順の改善、母乳の分泌不全改善、血行促進作用など。

注意点
まれにアレルギー症状を起こすことがある。

プラセンタ製剤(メルスモン・ラエンネック)を注射した人は、vCJD(変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)への感染の恐れがないとは言えないことから、日本赤十字社は献血を控えるよう呼びかけている。内服薬、健康食品、化粧品などで使用した人はブタ由来が多いことや注射より危険性が小さいことから対象になっていません。