大根(だいこん)の栄養素と効果効能の解説

大根(だいこん)



どんなもの?
大根(だいこん)は、パレスチナ地方原産のアブラナ科の一年生または二年生根菜。大根の歴史は古く、エジプトでは紀元前2700年~2200年頃にピラミッド建設の労働者に二十日大根(ハツカダイコン)が支給されていたと記録があるほどです。日本には弥生時代に中国から伝わったといわれ、古事記や日本書紀に記述が残っています。ちなみに春の七草の「すずしろ」とは大根のことです。
ダイコン

カロリーは100gあたり・・・(根、皮つき、生)18kcal

成分としては、水分が94.6%、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などを含みます。

根の部分のビタミン・ミネラル類の含有量は低いが、消化酵素のジアスターゼやオキシダーゼを含んでいるので、消化を促進し胃もたれなどを防いでぐれます。また、オキシダーゼは魚の焦げた部分にできる発がん物質も分解する作用があるので、焼き魚に大根おろしを添えるのは理にかなったことと言えます。さらに、大根の辛み成分のイソチオシアネートには、ピロリ菌の育成を阻害したり、がんを予防する効果もあります。食物繊維の量は多くないものの、大根は一度にたくさん食べることができる野菜なので整腸作用も期待できます。

だいこんの葉の部分には、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、カルシウム、鉄などが豊富に含まれます。特にカルシウム、鉄の含有量が多く、野菜類の中でトップクラスです。ビタミン類をほうれん草と比較すると、βカロテンはやや下回りますが、ビタミンCは1.5倍、ビタミンEは1.7倍多く含まれます。大根の葉はビタミン・ミネラルが豊富なので捨てないで利用したい。

風邪には、大根おろしと生姜(ショウガ)をすりおろしたものに、お湯を注いで飲むと効果があると言われている。他にも蜂蜜を使うなど、いろんなバリエーションがあるようです。また、大根はどんな食べ方をしても食あたりしないことから、大根役者の語源になったという説があります。

効果効能
消化促進、健胃、食欲増進、消炎作用、整腸作用、がん予防、風邪の諸症状の緩和、ダイエット。


注意点
特になし。

ダイコン(根、皮つき、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
94.6g 0.5g 0.1g 4.1g 0.6g 10%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.02mg 0.01mg 0.04mg 0μg 0.3mg
0μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
34μg 0.12mg 0.3μg 12mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 19mg 230mg 24mg
0mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
10mg 18mg 0.2mg 0.2mg 0.02mg 0.04mg 3μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
1μg 0μg 3μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.5g 0.9g 0.01g 0g 0.02g