芽キャベツの栄養素と効果効能の解説

芽キャベツ



どんなもの?
芽キャベツは、ベルギー原産のアブラナ科の野菜。葉の付け根のわき芽2~3cmが結球するキャベツの変種の一つ。日本に伝わったのは明治初年といわれています。別名:ヒメカンラン(姫甘藍)、また1本の茎に50個以上の実をつけるのので子持ちキャベツともいわれています。生食もできますが、独特の苦味があるため、煮込みや炒めもので食べるのが一般的です。
芽キャベツ
カロリーは100gあたり・・・(結球葉、生)50kcal、芽キャベツ1個で約7kcal

主な成分としては、水分が83.2%、タンパク質、炭水化物、ビタミンA(βカロテン、βクリプトキサンチン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、亜鉛、銅、モリブデン、食物繊維などを含みます。

芽キャベツの特徴はビタミンCがとても豊富なこと。どれくらい多いかというとキャベツの4倍、グレープフルーツの4.5倍、ミカンの5倍、レモンと比べても1.6倍あります。まさに小さなビタミンC爆弾です。ビタミンCには抗酸化作用、免疫活性作用、ストレスに対抗するホルモンの生成を助ける作用があります。また、ビタミンCはコラーゲンの合成を促すので美肌効果も期待できます。

芽キャベツはビタミンB群も量・バランスとも文句ないのですが、その中でも葉酸の含有量は野菜類の中ではトップクラスです。葉酸はビタミンB12と協調し赤血球の合成に関与することから「造血のビタミン」と呼ばれ貧血予防に効果がある他、悪玉アミノ酸が増えるのを防ぐ効果や口内炎を予防する効果があります。また、DNAやアミノ酸の合成にも関与することから、特に細胞分裂が活発な子供や妊婦に必要なビタミンとされています。

その他ではビタミンKも比較的豊富です。ビタミンKには血液凝固作用のほか、骨粗しょう症の治療薬としても使われているように、骨へのカルシウムの定着作用があります。

ミネラル類ではカリウムが豊富です。カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を尿とともに排泄してくれるので、高血圧の予防改善に役立ちます。食物繊維もキャベツより3倍多く含まれているので、整腸作用、便秘の改善も期待できます。

さらに、キャベツ同様、胃腸薬にも配合されているビタミンU(S-メチルメチオニン/キャベジン)含まれているので胃腸障害の改善に有効です。ただし、ビタミンUは熱に弱いので効果を期待するなら生食をお勧めします。

芽キャベツにはアブラナ科に共通の成分である、グルコシノレートが含まれ、噛んだりすることで野菜の細胞内に含まれる分解酵素と混じりあい、抗がん作用のあるイソチオシアネートという物質に変化することから、がん予防効果も見込めます。

効果効能
免疫力向上、抗ストレス作用、美肌効果、動脈硬化の予防、高血圧の予防、貧血の予防、胃腸障害の改善、、整腸作用、便秘の改善、がん予防。


注意点
特になし。

芽キャベツ(結球葉、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
83.2g 5.7g 0.1g 9.9g 1.1g 0%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
βカロテン βクリプト 0.19mg 0.23mg 0.27mg 0μg 0.9mg
710μg 10μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
240μg 0.76mg 0μg 160mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 150μg 5mg 610mg 37mg
0.6mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
25mg 73mg 1.0mg 0.6mg 0.07mg 0.29mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
1.4g 4.1g