ネギ(葱)の栄養素と効果効能の解説

ネギ(葱)



どんなもの?
ネギは、中央アジア原産のユリ科の多年草で「日本書紀」にも出てくるほど古くから栽培されています。ネギは土寄せして葉鞘部を軟白する「根深ねぎ(深谷ねぎ、下仁田ねぎなど)」と、軟白しない「葉ねぎ(万能ねぎ、九条ねぎなど)」に大別されます。白い部分が長い根深ねぎは関東、葉ねぎは関西で人気。
長ねぎ
カロリーは100gあたり・・・(根深ねぎ、生)28kcal、(葉ねぎ、生)31kcal

成分としては、水分、糖質、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、硫化アリル、食物繊維などを含みます。

ネギの刺激成分である硫化アリルには、血液を固まりにくくする作用があるので血栓予防に効果があり、他にもコレステロール低下、血糖値抑制作用、殺菌効果などがあります。また、硫化アリルは糖質をエネルギーに分解するときの補酵素となるビタミンB1の吸収率を高める作用があるので、間接的にスタミナの強化や疲労回復効果が期待できます。この硫化アリルは玉ねぎ、ニンニク、ニラなどにも含まれています。

βカロテン、ビタミンC、ビタミンKはネギの青い部分に多く含まれるので、葉ネギは根深ネギよりβカロテンが157倍、ビタミンCが4倍、ビタミンKが17倍多く含まれます。ビタミン・ミネラル類では葉ネギに軍配が上がりますが、硫化アリルに関してはネギの白い部分に多くふくまれているので、根深ネギの方が豊富です。

民間療法として、きざんだネギを部屋に置くと寝付きが良くなるという話や、硫化アリルは脳の中枢神経機能を正常に保つビタミンB1の吸収を高めるので、ネギを食べるとイライラなどが解消して不眠に効果があるとされている。

効果効能
免疫力向上、滋養強壮、疲労回復、血行促進、動脈硬化の予防、血糖値の改善、血栓予防、殺菌作用、不眠症の改善。


注意点
抗凝血薬、糖尿病薬の作用を強める可能性がある。

根深ねぎ(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
91.7g 0.5g 0.1g 7.2g 0.4g 40%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
βカロテン βクリプト 0.04mg 0.04mg 0.11mg 0μg 0.4mg
14μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
56μg 0.14mg 0.8μg 11mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 7μg 0mg 180mg 31mg
0.1mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
11mg 26mg 0.2mg 0.3mg 0.04mg 0.10mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 2μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 2mg
0.2g 2.0g



葉ねぎ(生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
91.3g 2.0g 0.3g 5.4g 0.9g 10%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
βカロテン βクリプト 0.08mg 0.14mg 0.13mg 0μg 0.6mg
2200μg 13μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
120μg 0.20mg 0μg 44mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 120μg 1mg 320mg 100mg
1.3mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
17mg 36mg 1.0mg 0.3mg 0.03mg 0.18mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 0μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.2g 2.3g