山芋(やまいも)の栄養素と効果効能の解説

山芋(やまいも)



どんなもの?
やまいもは、日本各地の山野に自生するヤマノイモ科の蔓性多年草。正式名は「やまのいも」または自然薯(じねんじょ)と言うが、イモの名称は各地で錯綜しており、一般には栽培種の仲間である長芋(ながいも)、銀杏芋(いちょういも)、大和芋(やまといも)を一括りにヤマイモと呼んでいる。
ヤマイモ
カロリーは100gあたり・・・(自然薯)121kcal、(大和芋)123kcal、(銀杏芋)108kcal、(長芋)65kcal

どのイモも主成分は糖質ですが、ビタミンB群、ビタミンC、各種ミネラル、食物繊維を含み、消化酵素のアミラーゼやジアスターゼ、活性酸素を除去するカタラーゼを多く含みます。

山芋をすりおろした時のネバネバは、糖たんぱく質のムチンによるもので、胃の粘膜を保護して胃炎や胃潰瘍を予防する作用、タンパク質の消化を助ける作用があります。また、粘り気のもう一つの成分であるデオスコランには血糖値を下げる作用があります。試験管内での実験結果ですが、ヤマイモに含まれるタンパク質成分のディオスコリンには抗インフルエンザ作用が確認されています。ミネラル類ではカリウムが豊富です。カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を尿とともに排泄してくれるので、高血圧の予防にも役立ちます。

粘り気の多いものほど有効成分が多いといえるので、あえてランク付けすると、自然薯>大和芋・銀杏芋>長芋の順になる。ただ、好みの問題もあるのであまり気にする必要はありません。

効果効能
疲労回復、滋養強壮、消化促進、高血圧の予防、動脈硬化の予防、整腸作用、風邪の予防。


注意点
ヤマイモは一定の頻度でアレルギーを発症することから、加工食品への表示が奨励されています。

いちょういも(塊根、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
71.1g 4.5g 0.5g 22.6g 1.3g 15%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.15mg 0.05mg 0.11mg 0μg 0.4mg
0μg 0μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
13μg 0.85mg 2.6μg 7mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 0μg 5mg 590mg 12mg
0.3mg 0mg 0mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
19mg 65mg 0.6mg 0.4mg 0.20mg 0.05mg 1μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
1μg 0μg 3μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.6g 0.8g