ヒアルロン酸の効果効能の解説

ヒアルロン酸




どんなもの?
ヒアルロン酸は、グリコサミノグリカン(ムコ多糖)の一種で、体内では皮膚、軟骨、関節、硝子体、腱、筋肉、脳、血管などの組織中に広く分布しています。

ヒアルロン酸は、関節液、関節軟骨に多く含まれ、関節の動きをスムーズにする潤滑剤としての働きや、衝撃から守ってくれるクッションとしての重要な役割があります。加齢により体内のヒアルロン酸が減少すると軟骨が摩耗を起こし、それが関節炎や関節痛などを引き起こします。ヒアルロン酸は、骨関節炎などの治療(注射による関節内投与)に用いられ、その有効性が示唆されています。
ヒアルロン酸の効果

また、ヒアルロン酸には、たくさんの水分を抱え込む性質があります。赤ちゃんの肌がみずみずしく、ハリがあるのはヒアルロン酸を多く含んでいるからです。しかし、成人になるとヒアルロン酸は赤ちゃんの頃の1/20に減少し、更に加齢とともに失われていきます。肌の水分量をキープしてみずみずしさを保つヒアルロン酸は、保湿クリーム、化粧品、美容(シワ取りなどの注射)にも用いられています。
図解-眼球の硝子体
ヒアルロン酸は眼球の硝子体にも含まれ、その高い保湿効果はドライアイの改善にも有効です。

効果効能
関節炎の緩和、関節痛の緩和、保湿効果、美肌効果、ドライアイの改善、ドライアイからくる眼精疲労の改善。

注意点
妊娠中の経口摂取は、医師に確認して下さい。