水(みず)の効果効能の解説

水(みず)




どんなもの?
水(water)は、栄養素ではありませんが、生命を維持するためには欠かせません。水は体を構成する成分で一番多く、成人で約55~60%。新生児では70~80%ほどの割合を占めています。
水(ウォーター)
サバイバルの法則で3・3・3というのがあります。これは人間が生命を維持できる時間・期間のことで、空気なしで3分、水なしで3日間、食料なしで3週間、これが生命維持の限度といわれています。よく救助活動で72時間がタイムリミットとされますが、それは人間が水なしで生きていられる期間なのです。

体内の10%の水分が失われると、筋肉の痙攣や意識混濁などが起こり、20%が失われるとショック状態を起こし、やがて死に至ります。このような状況になることは稀ですが、日常生活で水が不足すると、熱中症、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクが高まります。暑い時期や運動時のこまめな水分補給、特に中高年の方は入浴の前後の水分補給も心がけましょう。


水資源
ちなみに地球上には多くの水が存在していますが、約97%がそのまま飲めない海水で、淡水は約3%しかありません。さらにその淡水も70%は南極や北極の氷として存在しており、私たちが生活用水として利用できる淡水は地球上の水のわずか0.8%しかありません。

効果効能
体温調整機能、食物の消化吸収に関与、熱中症の予防、血液循環を正常に保つ、体細胞のイオン濃度と浸透圧を一定に保つ、脳梗塞の予防、心筋梗塞予防。

注意点
水を一度にたくさん飲むと、水中毒(低ナトリウム血症)になり、倦怠感、頭痛、悪心、嘔吐などの症状が起こり、最悪死亡する場合もあります。実際、2007年に行われたアメリカの水飲み大会において、3時間で7.5リットルの水を飲んだ女性が水中毒で死亡しています。