ビタミンDの効果効能の解説

ビタミンD


ビタミンDとは
・ビタミンD(カルシフェロール)とは、ビタミンD2 (エルゴカルシフェロール) とD3 (コレカルシフェロール) の総称。

・ビタミンDは、食品からの摂取と生体内での合成の2つの方法で供給される。

・ビタミンDは、紫外線を浴びることによっても生成される。

・光、熱、空気酸化、酸には不安定で、アルカリには比較的安定。



ビタミンDの摂取基準表
年齢 目安量(μg/日) 耐容上限量(μg/日)
男女共通
男性 女性
0~5月 5.0 5.0 25
6~11月 5.0 5.0 25
1~2歳 2.0 2.0 20
3~5歳 2.5 2.5 30
6~7歳 3.0 3.0 40
8~9歳 3.5 3.5 40
10~11歳 4.5 4.5 60
12~14歳 5.5 5.5 80
15~17歳 6.0 6.0 90
18~29歳 5.5 5.5 100
30~49歳 5.5 5.5 100
50~69歳 5.5 5.5 100
70歳以上 5.5 5.5 100
妊婦
初期 7.0
中期 7.0
末期 7.0
授乳婦 8.0

ビタミンDの効果効能
・血中のカルシウムを骨に運ぶ。

・骨から血中へカルシウムを取り出しカルシウム濃度を調整する。

・小腸や腎臓でカルシウムやリンの吸収を助ける。

・腸からカルシウムの吸収を高め血中濃度を高める。


ビタミンDが多く含まれる食品 100gあたりμg
しろきくらげ/乾 970.0
きくらげ/乾 435.0
かつお塩辛 120.0
あんこう/きも、生 110.0
しろきくらげ/ゆで 93.4
あらげきくらげ/乾 69.6
うまづらはぎ/味付け開き干し 69.0
しらす干し/半乾燥品 61.0
いかなご/煮干し 54.0
いわしみりん干し 53.0
にしん/身欠きにしん 50.0
まいわし/丸干し 50.0
たたみいわし 50.0
にしん/くん製 48.0
しろさけ/すじこ 47.0
しらす干し/微乾燥品 46.0
しろさけ/イクラ 44.0
かわはぎ/生 43.0
きくらげ/ゆで 39.4
しろさけ/焼き 39.4
ビタミンDが多く含まれる食品 100gあたりμg
べにざけ/焼き 38.4
くろかじき/生 38.0
にしん/開き干し 36.0
しろさけ/水煮 34.3
ぼら/からすみ 33.0
べにざけ/生 33.0
あひる/肉、皮つき、生 32.5
しろさけ/生 32.0
かずのこ/乾 32.0
からふとます/焼き 31.2
かたくちいわし/田作り 30.0
べにざけ/くん製 28.0
しろさけ/新巻き、焼き 25.3
みりん干し/かたくちいわし 25.0
きびなご/調味干し 24.0
しろさけ/塩ざけ 23.0
いかなご/つくだ煮 23.0
そうだがつお/生 22.0
からふとます/生 22.0
にしん/生 22.0
ビタミンDが多く含まれる食品 100gあたりμg
いかなご/あめ煮 21.0
しろさけ/新巻き、生 21.0
いかなご/生 21.0
なまり節 21.0
ぎんざけ/養殖、焼き 21.0
しろさけ/めふん 20.0
からふとます/塩ます 20.0
さんま/みりん干し 20.0
いわし/缶詰/味付け 20.0
いわし/缶詰/トマト漬 20.0
うなぎ/かば焼 19.0
さんま/生 19.0
うぐい/生 19.0
かたくちいわし/煮干し 18.0
うなぎ/養殖、生 18.0
ひらめ/養殖、生 18.0
くろまぐろ/脂身、生 18.0
しまあじ/養殖、生 18.0
まがれい/焼き 17.5
あゆ/養殖、焼き 17.4

ビタミンDの不足
・骨が弱くなる。

・カルシウムや骨代謝異常を引き起こす。

・子供ではくる病、大人では骨軟化症が起こる。

・高齢者では骨粗しょう症の原因となる。

ビタミンDの過剰摂取
・嘔吐、食欲不振、体重減少。

・高カルシウム血症、尿路結石。

・血清中のカルシウムとリン酸濃度が高くなり、腎臓や肝臓に障害を起こす。

・血管壁に余分なカルシウムが沈着し動脈硬化を引き起こすことも。