ハトムギの効果効能と注意点の解説

ハトムギ




どんなもの?
ハトムギは、熱帯アジア原産のイネ科の一年草で、同じイネ科のジュズダマの変種とされています。
はと麦
ハトムギには、良質なタンパク質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、カルシウム、カリウム、リン、鉄、亜鉛、食物繊維などが含まれます。カロリーはコメやムギより高く、食物繊維はコメの8倍もあります。また、皮膚の角質層の新陳代謝を高めるコイクセノリドが含まれています。

ハトムギと言えば「イボ取り」で有名ですが、これはコイクセノリドに腫瘍抑制作用があるからだとされています。(イボは一種の良性腫瘍だから)また、その他の肌トラブル(にきび、吹き出物、ソバカス、シミなど)にもコイクセノリドが有効に作用すると考えられています。更に腫瘍抑制作用から、抗がん作用も期待されています。

漢方では、ハトムギの種子の皮を取り除いて乾燥させたものを薏苡仁(よくいにん)と呼び、利尿、鎮痛、排膿、健胃、滋養強壮などに用いています。

効果効能
イボ取り、美肌効果、利尿作用、むくみの改善、健胃、食欲増進、整腸作用、がん予防。

注意点
子宮収縮を促進する可能性があり、妊娠中の過剰摂取は危険性が示唆されている。