葛根(カッコン)
どんなもの?
カッコンとは、マメ科の大形蔓性の多年草、葛(くず)の根を乾燥させたものです。根にはでん粉のほか、フラボノイド類のプエラリン、ダイジン、ダイゼインなどの薬理作用を持つ成分を含んでいます。匂いはほとんど無く、味はわずかに甘く、後にやや苦く感じる。
葛根には解熱作用、発汗作用、鎮痙作用があると言われています。その葛根に麻黄(マオウ)、桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、甘草(カンゾウ)、大棗(タイソウ)、生姜(ショウキョウ)の6種を配合した「葛根湯」は初期の風邪、頭痛、肩こりなどの症状に用いられます。
効果効能
解熱作用、鎮痙作用、血流量増加作用。
注意点
妊娠中の過剰摂取は避ける。