スピルリナの効果効能と注意点の解説

スピルリナ




どんなもの?
スピルリナは、地球で最初に誕生したと植物といわれている藍藻類(らんそうるい)の一種で、アフリカや中南米地方の高塩分、高アルカリの湖に自生しています。15世紀ごろに栄えたアステカ帝国(現在のメキシコ)では、スピルリナを常食にしていたという記録が残っています。

成分の約60~70%が必須アミノ酸9種類をすべて含む良質なタンパク質で構成されている(イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン・フェニルアラニン・スレオニン・トリプトファン・バリン・ヒスチジンなど)、他にもβカロテン、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸)、鉄、亜鉛、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどを含みます。

スピルリナは、高タンパク食でありながら低カロリーなので、肥満防止やダイエットに効果があります。また、抗酸化作用で老化の原因となる活性酸素の発生を抑えるβカロテンは、ほうれん草の約70倍。葉酸ともに造血に関与し、神経細胞の修復を助ける作用もあるB12は、植物で唯一レバーを上回ります。また、クロロフィルには発ガン防止効果があるといわれています。

効果効能
免疫力の向上、老化防止、眼精疲労の改善、貧血の予防改善、がん予防、筋肉増強、肥満防止、ダイエット。

注意点
まれに下痢、湿疹、胃のむかつきなどを起こすので、体質的に合わない人は使用を中止して下さい。理論的にスピルリナは免疫機能を活性化させる作用があるので、自己免疫疾患の治療などで免疫抑制剤を使用している人は注意する。