京菜/水菜
どんなもの?
京菜(きょうな)は、アブラナ科の一年または二年生葉菜。京都で品種改良され、伝統的に生産されてきた野菜を「京野菜」と呼びますが、京菜もその一種です。水と土だけで育つことから、京都の人は水菜(みずな)と呼びます。京菜と水菜は同じものです。
カロリーは100gあたり・・・(葉、生)23kcal
白菜(はくさい)などと同じアブラナ科の野菜なので、含まれる成分も白菜と似ています。ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、食物繊維などを含みます。
ビタミン・ミネラルのバランスがよく、特に抗酸化作用のあるビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEを豊富に含んでいるので、免疫力の向上、感染症の予防、美肌効果などが見込めます。ミネラル類ではカリウム、カルシウムが豊富です。カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を尿とともに排泄してくれるので高血圧の予防改善に有効で、カルシウムは骨粗鬆症の予防効果などが見込めます。アブラナ科の野菜なので、がん予防効果があるといわれているイソチオシアネートも含まれます。
京菜は、肉の臭みを消す効果があるので、関西では鯨や鴨などと鍋にする「はりはり鍋」に欠かせない食材となっています。
効果効能
疲労回復、免疫力の向上、感染症の予防、高血圧の予防、骨粗鬆症の予防、ダイエット、がん予防。
注意点
特になし。
きょうな(葉、生)100gあたりの栄養成分表
水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 廃棄率 |
91.4g | 2.2g | 0.1g | 4.8g | 1.3g | 15% |
ビタミンA | B1 | B2 | B6 | B12 | ナイアシン | |
レチノール | βカロテン | 0.08mg | 0.15mg | 0.18mg | 0μg | 0.7mg |
0μg | 1300μg |
葉酸 | パントテン | ビオチン | C | D |
140μg | 0.5mg | 3.1μg | 55mg | 0μg |
E | K | ナトリウム | カリウム | カルシウム | |||
α | β | γ | δ | 120μg | 36mg | 480mg | 210mg |
1.8mg | 0mg | 0.1mg | 0mg |
Mg | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン | ヨウ素 |
31mg | 64mg | 2.1mg | 0.5mg | 0.07mg | 0.41mg | 7μg |
セレン | クロム | モリブデン | 食物繊維 | 脂肪酸 | コレステロール | |||
2μg | 3μg | 20μg | 水溶性 | 不溶性 | 飽和 | 一価 | 多価 | 0mg |
0.6g | 2.4g | - | - | - |