サトイモ(里芋)
どんなもの?
さといも(里芋)は、熱帯アジア原産のサトイモ科サトイモ属の一年生作物。サトイモの歴史は古く、紀元前3000年頃には既にインドで栽培され、日本に渡来したのは縄文時代といわれています。地下部分(塊茎)を食用としますが、葉柄を芋茎(ズイキ)として利用する品種もあります。一年中出回るが旬は10月~11月。
カロリーは100gあたり・・・(球茎、生)58kcal
里芋の主成分はでん粉ですが、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、マンガン、リン、鉄、亜鉛、食物繊維なども含む。
ビタミン類の含有量はわずかですが、サトイモ独特のぬめりを出す、ガラクタン、ムチンなどの多糖類には注目される効能があります。多糖類のガラクタン(食物繊維の一種)には、コレステロールの吸収を阻害し血中コレステロールを下げる作用、血糖値を下げる作用、整腸作用などがあります。糖タンパク質の一種であるムチンには、胃の粘膜を保護して胃炎や胃潰瘍を予防する効果、タンパク質の消化を助ける作用があります。
カロリーの比較(100gあたり) | |||
サトイモ 58kcal | ジャガイモ 76kcal | ヤマイモ(自然薯)121kcal | サツマイモ 132kcal |
カリウムの比較(100gあたり) | |||
サトイモ 640mg | ジャガイモ 410mg | ヤマイモ(自然薯)550mg | サツマイモ 470mg |
効果効能
動脈硬化の予防、高血圧の予防改善、胃炎・胃潰瘍の予防、血糖値抑制作用、整腸作用。
注意点
特になし。
さといも(球茎、生)100gあたりの栄養成分表
水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 廃棄率 |
84.1g | 1.5g | 0.1g | 13.1g | 1.2g | 15% |
ビタミンA | B1 | B2 | B6 | B12 | ナイアシン | |
レチノール | βカロテン | 0.07mg | 0.02mg | 0.15mg | 0μg | 1.0mg |
0μg | 5μg |
葉酸 | パントテン | ビオチン | C | D |
30μg | 0.48mg | 3.1μg | 6mg | 0μg |
E | K | ナトリウム | カリウム | カルシウム | |||
α | β | γ | δ | 0μg | 0mg | 640mg | 10mg |
0.6mg | 0mg | 0mg | 0mg |
Mg | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン | ヨウ素 |
19mg | 55mg | 0.5mg | 0.3mg | 0.15mg | 0.19mg | 0μg |
セレン | クロム | モリブデン | 食物繊維 | 脂肪酸 | コレステロール | |||
1μg | 0μg | 8μg | 水溶性 | 不溶性 | 飽和 | 一価 | 多価 | 0mg |
0.8g | 1.5g | 0.01g | 0g | 0.03g |