トマト
どんなもの?
トマトは、南アメリカのアンデス高地原産のナス科の一年生果菜。日本ヘは江戸時代に渡来し、栽培が始まったのは明治初期からとされる。トマトの語源は、アステカ人が使っていたナワトル語の「膨らんだ果実」を意味するトマトゥルに由来しています。トマトゥルとは元来「ホオズキ」のことですが、形が似ているのでトマトも同じ名で呼ばれました。旬は春~初夏、秋~初冬。
カロリーは100gあたり・・・(果実、生)19kcal、中ぐらいのトマト1個で約40kcal
「トマトが赤くなると医者の顔が青くなる」という言葉があるように、トマトには多くの効能があります。成分としては、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、マンガン、リン、鉄、亜鉛、食物繊維などを含みます。
トマトの赤み色素のリコピンは、βカロテンの2倍、ビタミンEの100倍の抗酸化作用があるといわれており、βカロテン、ビオチン、ビタミンC、ビタミンEとの相乗効果で生活習慣病の予防、美肌効果、老化防止、がん予防効果などが見込めます。また、酸味成分のクエン酸には疲労回復効果や血糖値の上昇を緩やかにする作用があります。
効果効能
免疫力向上、高血圧の予防、動脈硬化の予防、血糖値の改善、美肌効果、老化防止、がん予防。
注意点
おいしいトマトの選び方:ヘタが緑でピンと張っていて、色ムラがなく、丸みがあってズシリと重いもの選ぶ。体を冷やす野菜に分類されるので、冷え性の人や胃弱の人は生で食べ過ぎないようにしましょう。
トマト(果実、生)100gあたりの栄養成分表
水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 廃棄率 |
94.0g | 0.7g | 0.1g | 4.7g | 0.5g | 3% |
ビタミンA | B1 | B2 | B6 | B12 | ナイアシン | |
レチノール | βカロテン | 0.05mg | 0.02mg | 0.08mg | 0μg | 0.7mg |
0μg | 540μg |
葉酸 | パントテン | ビオチン | C | D |
22μg | 0.17mg | 2.3μg | 15mg | 0μg |
E | K | ナトリウム | カリウム | カルシウム | |||
α | β | γ | δ | 4μg | 3mg | 210mg | 7mg |
0.9mg | 0mg | 0.2mg | 0mg |
Mg | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン | ヨウ素 |
9mg | 26mg | 0.2mg | 0.1mg | 0.04mg | 0.08mg | 0μg |
セレン | クロム | モリブデン | 食物繊維 | 脂肪酸 | コレステロール | |||
1μg | 0μg | 2μg | 水溶性 | 不溶性 | 飽和 | 一価 | 多価 | 0mg |
0.3g | 0.7g | 0.02g | 0.01g | 0.03g |