つるむらさき(蔓紫)
どんなもの?
つるむらさきは(蔓紫)は、熱帯アジア原産のツルムラサキ科ツルムラサキ属の蔓性二年草で、若葉、茎を食用とします。葉、特に茎は肉厚で独特のぬめりがあります。旬は7月~10月。
カロリーは100gあたり・・・(茎葉、生)13kcal
成分としては、水分が95.1%、ビタミンA(αカロテン、βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、マンガン、鉄、亜鉛、食物繊維などを含みます。
つるむらさきは栄養価にすぐれた野菜で、抗酸化作用のあるビタミンA(αカロテン、βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEをバランスよく含んでいる点がまず評価できます。いずれも病気や老化の原因となる活性酸素の発生を抑える作用、皮膚や粘膜の保護作用、体の免疫力を高め感染症を予防する効果があります。
βカロテンの含有量は、ほうれん草より劣りますが、ビタミンCはほうれん草を上回り、カルシュウムに至ってはほうれん草の約3倍多く含まれます。さらに骨にカルシウムを定着させるビタミンKの含有量が野菜類の中ではトップクラスなので、骨粗鬆症の予防にも適した野菜といえます。
不溶性食物繊維が水溶性食物繊維の約3倍多く含まれているので、整腸作用による便秘の改善が期待できます。また、栄養価にすぐれる割に低カロリーなので、ダイエットの強い味方になってくれます。
効果効能
免疫力向上、疲労回復、動脈硬化の予防、美肌効果、骨粗鬆症の予防、整腸作用、ダイエット。
注意点
特になし。
ツルムラサキ(茎葉、生)100gあたりの栄養成分表
水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 廃棄率 |
95.1g | 0.7g | 0.2g | 2.6g | 1.1g | 0% |
ビタミンA | B1 | B2 | B6 | B12 | ナイアシン | |
αカロテン | βカロテン | 0.03mg | 0.07mg | 0.09mg | 0μg | 0.3mg |
210μg | 2900μg |
葉酸 | パントテン | ビオチン | C | D |
78μg | 0.21mg | 0μg | 41mg | 0μg |
E | K | ナトリウム | カリウム | カルシウム | |||
α | β | γ | δ | 350μg | 9mg | 210mg | 150mg |
1.1mg | 0mg | 0.2mg | 0mg |
Mg | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン | ヨウ素 |
67mg | 28mg | 0.5mg | 0.4mg | 0.05mg | 0.29mg | 0μg |
セレン | クロム | モリブデン | 食物繊維 | 脂肪酸 | コレステロール | |||
0μg | 0μg | 0μg | 水溶性 | 不溶性 | 飽和 | 一価 | 多価 | 0mg |
0.6g | 1.6g | - | - | - |