カリフラワーの栄養素と効果効能の解説

カリフラワー




どんなもの?
カリフラワーは、地中海沿岸原産のケールを起源とするアブラナ科アブラナ属の一年生植物。日本には明治初期に渡来したといわれています。葉は食べず、白い花序(蕾)の部分を食べます。通年出回りますが、冬が旬の野菜です。
カリフラワー

カロリーは100gあたり・・・(花序、生)27kcal

成分としては、90.8%が水分、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、マンガン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などを含みます。

カリフラワーの特徴は、ビタミンCとカリウムの含有量が多いことです。カリフラワーのビタミンCはブロッコリーなどと比べ熱による損失が少ないのも特徴です。ビタミンCには、抗酸化作用、免疫活性、皮膚と粘膜の健康を維持する働き、抗ストレス作用があります。カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を尿とともに排泄してくれるので、高血圧の予防に役立ちます。

また、アブラナ科の野菜には、グルコシノレートが含まれ、噛んだりすることで野菜の細胞内に含まれる分解酵素と混じりあい、抗がん作用のあるイソチオシアネートという物質に変化します。かつてアメリカの国立がん研究所が中心になってまとめた、天然の植物中に存在する、がん抑制作用がある食品群のリスト(デザイナーフーズ・ピラミッド)にカリフラワーはランクインしています。

効果効能
免疫力向上、感染症の予防、高血圧の予防。抗ストレス作用、美肌効果、がん予防。


注意点
特になし。

カリフラワー(花序、生)100gあたりの栄養成分表
水分 タンパク質 脂質 炭水化物 灰分 廃棄率
90.8g 3.0g 0.1g 5.2g 0.9g 50%
ビタミンA B1 B2 B6 B12 ナイアシン
レチノール βカロテン 0.06mg 0.01mg 0.23mg 0μg 0.7mg
0μg 18μg
葉酸 パントテン ビオチン C D
94μg 1.30mg 8.5μg 81mg 0μg
E K ナトリウム カリウム カルシウム
α β γ δ 17μg 8mg 410mg 24mg
0.2mg 0mg 0.4mg 0mg
Mg リン 亜鉛 マンガン ヨウ素
18mg 68mg 0.6mg 0.6mg 0.05mg 0.22mg 0μg
セレン クロム モリブデン 食物繊維 脂肪酸 コレステロール
0μg 0μg 4μg 水溶性 不溶性 飽和 一価 多価 0mg
0.4g 2.5g