ごぼう(牛蒡)
どんなもの?
ごぼうは、中国から渡来したキク科の一年草または二年草です。世界各地に自生していますが、食用としている国はわずかです。旬は11月~1月、新ごぼうは6~7月。
カロリーは100gあたり・・・(根、生)65kcal
成分としては、タンパク質、糖質、βカロテン、ビタミンB群(ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン)、ビタミンC、ビタミンE、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などを含みます。
ごぼうは、ビタミン類の含有はわずかですが、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がどちらも豊富に含まれます。水溶性食物繊維のイヌリンは脂質異常症の改善、動脈硬化の予防、高血圧の予防、血糖値抑制作用があり、不溶性食物繊維のセルロースは整腸作用、便秘の改善、腸内の有害物質を排出し大腸がんを予防する効果があります。また、分解・吸収が早い炭水化物(糖質)を多く含むのでエネルギー源としても有用です。
ゴボウの実を使った漢方生薬の悪実(あくじつ)や牛蒡子(ごぼうし)には、解毒作用、去痰作用、消炎作用、鎮痛作用などがあります。
効果効能
血糖値抑制、整腸作用、便秘の改善、大腸がんの予防、動脈硬化の予防、肥満予防、生活習慣病の予防。
注意点
キク科植物に対しアレルギー症状のある人は摂取を避ける。
ゴボウ(根、生)100gあたりの栄養成分表
水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 灰分 | 廃棄率 |
81.7g | 1.8g | 0.1g | 15.4g | 0.9g | 10% |
ビタミンA | B1 | B2 | B6 | B12 | ナイアシン | |
レチノール | βカロテン | 0.05mg | 0.04mg | 0.10mg | 0μg | 0.4mg |
0μg | 1μg |
葉酸 | パントテン | ビオチン | C | D |
68μg | 0.23mg | 1.3μg | 3mg | 0μg |
E | K | ナトリウム | カリウム | カルシウム | |||
α | β | γ | δ | 0μg | 18mg | 320mg | 46mg |
0.6mg | 0mg | 0mg | 0mg |
Mg | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン | ヨウ素 |
54mg | 62mg | 0.7mg | 0.8mg | 0.21mg | 0.18mg | 2μg |
セレン | クロム | モリブデン | 食物繊維 | 脂肪酸 | コレステロール | |||
1μg | 1μg | 1μg | 水溶性 | 不溶性 | 飽和 | 一価 | 多価 | 0mg |
2.3g | 3.4g | - | - | - |